潮だまりの生き物にわくわく!みんなで海藻観察!海藻講座を開催しました!
NPO法人イドバタは、「みんなで海藻観察!海藻講座」を開催しました。専門家の同行のもとで藻場を観察するとともに、海藻を使用した料理を試食して潮だまりにいる生物たちへの興味関心をかき立てることを目的としています。
2025.02.12
NPO法人イドバタは、専門家の同行のもとで藻場を観察するとともに、海藻を使用した料理を試食することで、潮だまりにいる生物たちへの興味関心をかき立てることを目的として、2024年12月21日と2025年1月12日に子どもたちに対し、みんなで海藻観察!海藻講座を開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
専門家の同行のもとで藻場を観察するとともに、海藻を使用した料理の試食
日程
2024年12月21日(土)、2025年1月12日(日)
開催場所
箱浦ビジターハウス・箱浦海岸 (香川県三豊市詫間町箱)
参加人数
30名
協力団体
詫間漁業協同組合
みんなで海藻講座
この冬、三豊市の箱浦海岸で海藻講座が行われました。イベントでは専門家の同行のもとで行なわれる藻場と磯場、潮だまりの観察と、観察中に採取した海藻や貝類を調理して試食するコースがあり、子どもたちはどちらにも興味津々でした。
友達と一緒に参加した子や親子で参加した子など、多くの子どもたちが集まりました。寒い中でのイベントでしたが、子どもたちは元気いっぱいで、楽しそうに取り組んでいました。
潮だまりには小さな生き物がいっぱい
藻場、磯場、潮だまりの観察では、足元に注意しながら歩く子どもたち。これまで気づかなかった貝や海藻、イソギンチャクやエビなどの小さな生き物の発見に驚きの声があがりました。
発見した生き物は採取し、分類してみると似ているようで違うことに気づきます。浮き袋が付いているのが特徴的なホンダワラはその浮き袋を使って直立し効果的に光を吸収しようとしている話など、現場での専門家の説明に子どもたちは目を輝かせながら熱心に聞き入っていました。
観察のために収集した海藻は調理室に持ち帰り、お湯に浸けてみると茶色だった海藻が緑にさっと変わりました。色が変わるのを楽しく感じた子どもたちは、それが食べられるということでさらに海藻に対する興味が高まりました。
「これは美味しいけど、これは苦い」「これはポン酢ならいける」「苦いやつは天ぷらにしたらいけるかも」など活発に意見が飛び交いました。
海藻は美味しいし、海の生き物にとって大事な場所になるにもかかわらず、近年減ってきているということを学び、自分たちが海藻や海に対してできることを考えるよいきっかけになったのではないでしょうか。
この体験をきっかけにより海藻や海に興味を持ってくれる子どもたちが増えることを願っています。
参加した子ども・保護者からの声
・いろんな海藻があることを知らなかった。もっと詳しくなって、美味しい海藻や何かの役に立つ海藻を発見したい。(参加した子ども)
・帰りのスーパーで子どもと一緒に思わず海藻や海藻を使った商品を探してしまいました。海藻が減り、価格が上がってしまうことも気になります。(参加した子どもの保護者)
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:30人