かつての海上交通の要衝の地で船について学ぶ 船づくりワークショップ~設計・メンテナンス編~を開催しました!
NPO法人イドバタは、船づくりワークショップを開催しました。普段は見えていない船底や機関室を見たり、船底の貝や海藻を落とすなど船のメンテナンスをして、船に触りながら三豊市の荘内半島における地域と船のつながりを学ぶことを目的としています。
2025.02.10
NPO法人イドバタは、普段は海に浸かっていて見えない船底や機関室を見るとともに、船底についた貝や海藻を落とすなど船のメンテナンスをすることで、2024年12月28日(土)に子どもたちに対し、船に触りながら三豊市の荘内半島における地域と船のつながりを学ぶことを目的として、船づくりワークショップを開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
船底や機関室の見学とともに、船底についた貝や海藻を落とすなど船のメンテナンス
日程
2024年12月28日(土)
開催場所
仁尾マリーナ(香川県三豊市仁尾町)
参加人数
10名
船の構造を知ろう
この冬、三豊市の仁尾マリーナで船づくりワークショップ~設計・メンテナンス編~が行われました。イベントでは事前に会議室で船の種類や構造、設計に関する座学をした後、専門家の同行のもとで実際の船の構造についての解説や、エンジン実機を見ながらの動力の解説を行ないました。また、船を所有したら避けては通れないメンテナンスの船底掃除を子どもたちと一緒にしました。船の大きさに驚きながらも、普段は見ることのないプロペラや舵をじっくり見ることができ、子どもたちは興味津々でした。
大迫力の機関室
会議室で行なった座学では船の動力の種類について学び、エンジンの仕組みについても専門家から優しく教えてもらいました。普段乗っている車にも積んでいるエンジンは小さな爆発を起こしながら前に進んでいると聞いた子どもたちからは驚きの声があがりました。
次は実機を見ながら、実際に爆発が起こっている場所や、爆発で得た力でプロペラを回す仕組み、エンジンを冷やすための工夫を学び、実物大の大迫力のエンジンに興味が高まりました。
船底掃除ではまずは船底についた海藻やフジツボをヘラで落とします。ヘラで掃除をしながら船底をじっくり観察し、船底にくぼみがあることや、舵やプロペラにも海藻がつくことに気づきました。
仕上げに高圧洗浄機できれいにしていきます。初めて見る業務用の高圧洗浄機に最初はびっくりしていた子ども達も「やってみたい!」と交代しながら洗浄しました。
船の掃除をしながら船の構造と、掃除に必要な道具の使い方も学び、船を身近に感じてもらえるようになったのではないでしょうか。
この体験をきっかけにより船や海に興味を持ってくれる子供たちが増えることを願っています。
参加した子ども・保護者からの声
・大変だけど楽しかった。船底についた海藻や貝を食べてくれる生き物がいたらもっと楽になるのかもしれない。(参加した子ども)
・世間では海藻がなくなってきているというが付いてほしくない船底についてしまうのは面白い。(参加した子どもの保護者)
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:10人