みんなが見たい未来の海を想像&創造しよう!海の未来会議を開催しました!
NPO法人イドバタは、これまでのイベントを通じて海に対する意識の高かった子どもたちを対象に、海の未来会議を開催しました。未来の海について子どもたち同士で議論する中で、理想的な未来の海を想像し、創造していくことを目的としています。
2025.03.13
NPO法人イドバタは、2025年2月15日、16日、23日にこれまでのイベントを通じて海に対する意識の高かった子どもたちに対し、理想的な未来の海を想像し、創造していくことを目的として、海の未来会議を開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
未来の海について子どもたち同士で議論を行ない、アクションプランを策定する
日程
2025年2月15日(土)・16日(日)・23日(日)
開催場所
箱浦ビジターハウス (香川県三豊市詫間町箱)
参加人数
10名
協力団体
詫間漁業協同組合
山積する海の課題と未来創造
この冬、三豊市の箱浦ビジターハウスで海の未来創造会議が行われました。未来創造のためのアイディアを出す練習、海の課題の一つである未利用魚に関する深掘り、海の未来創造会議の3日間に分かれて開催され、未来の海について活発に発言し意見を聴き合う貴重な会となりました。
未利用魚に関する深掘りの会では、エイ自体の特徴や害魚とも呼ばれる由縁、エイを獲る漁師、売る水産業者、調理をする調理師や家庭の様々な視点からエイを分析し、未来に向けたアクションプランを考えました。
講師としてお招きした調理師の方にエイのから揚げを作っていただいたところ、魚嫌いという子どもにも好評であり、「学校の給食として出せないか先生と話してみる」というアクションプランを策定した参加者もいました。
理想的な海の未来にむけて
理想的な海を考える前にアイディアを出しやすいように「こんな海はいやだ。どんな海?」というお題でブレインストーミングを実施しました。
すると、生き物のいない海、ごみだらけの海、塩辛すぎる海、船が動かない海等のアイディアがたくさんでてきました。そのうえで、その避けなければならない海の状態を解決するための未来の道具を考え、その開発のために今日からどのようなアクションをとるのかを考えてもらいました。
「ヘドロを吸い上げてキレイにしながら進む船」
「土砂崩れがあった際に音速で駆けつけて海へのごみの流出を止める飛行機」
「特定の物質だけ除去することのできる光線銃」
出てきたアイディアに対して、たとえばヘドロをエネルギーに変換するにはどうすればいいのか、ヘドロは海底何mにあってどのように効率よく吸い上げることができるのか、など具体化に向けた研究を今後進めていくアクションプランを宣言してもらい、この日は終了となりました。
今回のプログラムへの参加をきっかけに、理想的な海についての考えを深めてもらうとともに、いま海で起きていることに対する意識が高くなることを願っています。
参加した子ども・保護者からの声
・陸から海に流出する海洋ごみが問題だと思う。日常の回収システムである程度回収されているとは思うので、災害時など緊急自体に活躍する機械の開発が海の未来に向けて必要だと思う。(参加した子ども)
・子どもたちのアイディアの柔軟さに驚きました。今日をきっかけに子どもたちのニュースの見る視点が変わりそうで楽しみにしています。(参加した子どもの保護者)
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:10人