ごみの組成分布調査を踏まえてごみの多い場所に集中!琵琶湖湖岸を大学生58名が清掃!
特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)は、若い世代から海洋ごみ問題を発信していくことを目的に琵琶湖湖岸の清掃活動を実施。今回は、例年の調査結果をもとに、ごみが多く捨てられていた彦根市から米原市にかけての湖岸を清掃しました。
2024.10.04
特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会は、「Youth for the Blue」をコンセプトとして若い世代から海洋ごみ問題を発信していくことを目的に、8月27日から28日まで彦根市や米原市で琵琶湖湖岸の清掃活動を実施しました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
清掃活動
日程
2024年8月27日(火)~28日(水)
開催場所
滋賀県彦根市や米原市の琵琶湖湖岸
参加人数
IVUSAの大学生58名
台風10号の影響で1泊2日に短縮して実施
台風10号の接近に伴い、予定していた3泊4日の活動は1泊2日に短縮されました。また、子ども向けの環境プログラムは中止となり、一般参加者を受け入れず、IVUSAの学生のみで活動を行いました。
今回の活動では、例年の調査結果をもとに、ごみが多く捨てられていた彦根市から米原市の湖岸を清掃しました。2つのグループに分かれて作業を行い、一方のグループは彦根市の「金亀公園」から「湖岸緑地八坂」までの約4.4kmを南西に向かって清掃しました。ここでは主にペットボトルや缶が目立ちました。もう一方のグループは、同じく「金亀公園」から米原市の「エクシブ琵琶湖」までの約5.9kmを北東に向かって清掃し、こちらではペットボトルや惣菜のトレーが多く見つかりました。
2日間で123袋のごみを回収!
28日も2つのグループに分れて、彦根市の湖岸緑地薩摩公園を中心に約4kmの範囲を清掃をしました。この日も昨日と同様に日差しが強く、夜中の雨で湿気がある中、暑さに負けず活動しました。特にペットボトルや発泡スチロールが多く、発泡スチロールは粉々になっていたため、拾うのに苦労しました。
2日間の成果は、45リットルのごみ袋で以下の通りです。
可燃ごみ: 72袋
不燃ごみ: 34袋
ビン: 4袋
缶: 8袋
その他: 5袋
合計:123袋
参加した学生・現地の方の感想
・台風の予報により本来ならば3泊4日の活動が1泊2日という規模縮小という形にはなりましたが、年々増加しているゴミ問題の深刻さを痛感し、ごみの増加を防ぐために仲間と共に協力することができた2日間でした。(参加した大学生)
・台風の影響で、当初予定されていた「滋賀県に在住している小学生との清掃活動及びワークショップ」が中止になり、今回の活動で地域の方々と交流する機会や「ゼロウェイスト」の理念を啓発する機会が激減してしまい、凄く悔しいです。今後の活動では、今回できなかった地域の方々との交流の機会を再度作り、学生と地域の方々で協力してごみ問題を解決できるようにしていきたいです。(参加した大学生)
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:58人