特定非営利活動法人 国際ボランティア学生協会は、「Youth for the Blue」をコンセプトとして若い世代から海洋ごみ問題を発信していくことを目的に、2月13日から15日まで沖縄県石垣島の野底海岸、米原海岸を清掃するとともに、ごみをアップサイクルするワークショップを実施しました。

このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。

開催概要
清掃活動、アップサイクルのワークショップ
日程
2025年2月13日（木）～15日（土）
開催場所
沖縄県野底海岸、米原海岸（清掃活動）、石垣島伊野田集落センター（ワークショップ）
参加人数
IVUSA（NPO法人国際ボランティア学生協会）の大学生56名、島民43名
協力
合同会社縄文企画

悪天候の中、3日間で合計309袋のごみと312個の粗大ごみを回収

2月13日は野底海岸を清掃しました。ペットボトルや発泡スチロール、ブイなどが大量に落ちており、その中には海外の表記のものも見られました。雨風が強くなってきたため、午後は清掃活動を中止し、兼城公民館と伊野田オートキャンプ場の2箇所に分かれて海洋ごみ問題をどのように発信していくかについてのグループワークを行いました。

2月14日も野底海岸を清掃し、合同会社縄文企画代表の田中秀典さんが企画した「イシガキナイスクリーンプロジェクト」を拡散するために動画を作成しました。このプロジェクトは、石垣島に住む・訪れる誰もが参加できるプロジェクトで、特定のピンク色のごみ袋を使ってごみ拾いをする活動です。

悪天候でいくつか予定していた企画を中止にせざるを得ませんでしたが、2日間で野底海岸の清掃活動を完遂しました。

地域の方と一緒に清掃＆アップサイクル！

2月15日は米原海岸で島民の方30名と一緒に清掃活動をしました。参加された方の一人は、「初めて海岸清掃をしたがこんなにごみが落ちているとは知らなかった」と話されていました。

午後は伊野田集落センターにて、島民の方13名を交えて、自分たちが拾ったごみを用いたアート作成、キーホルダー作成と石垣島について教えていただく座談会を行いました。

さらに夜の交流会では、金城製麺所、株式会社石垣島かまぼこ、石垣島ハム・ソーセージ十五番地から八重山そばをご提供いただき、島民の方と食事をしながら交流しました。

参加した学生・現地の方の感想

・今回石垣島の海岸清掃活動に参加してみて、海洋ごみの現状を知りました。粉々になった発泡スチロールや外国のペットボトル、漁網などが砂浜に埋もれていて、このごみはどこから流れてきたのだろうと感じました。一人の「これくらい良いだろう」という考えから生まれたポイ捨てがこういった環境問題に影響を与えていると感じ、今後も呼びかけや清掃活動をしていく必要があると強く思いました。（参加した大学生）

・ビーチクリーンをするときには、大学生の皆さんのマンパワーがあることが非常にありがたいです！（参加した島民の方）

・学生だけでなく、島民がもっと多く参加しなくてはならないと感じました。（参加した島民の方）

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数：99人