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水族館のマナティーとジュゴンを知ろう!マナティーとジュゴンの魅力を学ぶ特別イベントを開催しました!

一般社団法人マナティー研究所は、閉館後の鳥羽水族館で特別イベント「海牛(かいぎゅう)祭り」を開催。飼育員や研究者から直接、マナティーとジュゴンに関する貴重な情報を学ぶことができる機会となり、多くの参加者が興味深く耳を傾けました。

2025.02.10

2025年1月4日(土)、一般社団法人マナティー研究所は、閉館後の鳥羽水族館で特別イベント『海牛(かいぎゅう)祭り』を開催しました。このイベントでは、普段聞くことのできないマナティーとジュゴンに関する貴重な情報を、飼育員や研究者から直接学ぶことができ、多くの参加者が興味深く耳を傾けました。

今回のイベントをきっかけに、マナティーやジュゴンのことをもっと知りたい、守りたいという声も寄せられました。一般社団法人マナティー研究所では、今後もこうした活動を続けていく予定です。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
閉館後の鳥羽水族館、ジュゴンのセレナの水槽前で実施しました。マナティーとジュゴンの飼育員をそれぞれご招待し、マナティーとジュゴンの研究者2名と共に動物紹介を行いました。また、鳥羽水族館で行われた研究の紹介も行いました。
日程
2025年1月4日(土)
開催場所
鳥羽水族館(三重県)
参加人数
合計81名(会場参加 21名、オンライン参加45名、事後視聴32名)
協力団体
鳥羽水族館

世界的に希少な「マナティー」と「ジュゴン」

マナティーとジュゴンは、海牛(カイギュウ)類と呼ばれる水生ほ乳類で、世界的にも希少な存在です。特にジュゴンは日本の沖縄を北限として生息しており、特別天然記念物にも指定されています。しかし、日本国内ではまだその知名度が低く、彼らの生態や現状について詳しく知る機会は限られています。

こうした希少動物の魅力や保全の重要性を広めたいという思いから始まったのが「海牛祭り(かいぎゅうまつり)」です。このイベントは、日本で唯一のマナティー研究者である菊池夢美博士が発起人となり、ジュゴン研究者の市川光太郎博士の協力を得て開催されています。今年は鳥羽水族館の協力を得て、閉館後の水族館という特別な環境でイベントが行われました。

ジュゴンの飼育を行っている水族館は、世界でたった3か所しかありません。その中の1つが日本の鳥羽水族館です。現在、鳥羽水族館ではメスのジュゴン「セレナ」が元気に水槽を泳ぎ回っています。イベント中もセレナは活発に泳いで姿を見せてくれました。

セレナはとても可愛らしく、飼育員さんによれば観察ポイントがたくさんあるとのこと。イベント中に、セレナの食べる海草を投入していただいたことで、泳ぐ姿や食事をする様子を観察できました、来場者にとって忘れられない思い出となりました。

飼育員さんにたくさんの質問をしてみました!

イベントでは、マナティーやジュゴンを担当する飼育員さんに、参加者からたくさんの質問が寄せられました。以下はその一部です。

・体調管理のために、どんなところに注目して観察していますか?
・ジュゴンのセレナちゃんは今も鳴き声を出していますか?
・水族館に来場したみなさんにぜひみてもらいたいポイントは?
・今後、どのような研究が必要だと感じますか?

これらの質問に対し、飼育員のお二人は丁寧に答えてくださいました。一部の質問は難しい内容もありましたが、真摯な回答を通じて、参加者はマナティーやジュゴンの飼育に関する理解を深めることができました。

マナティーやジュゴンは、飼育がとても難しい動物です。特にジュゴンは世界的にも飼育数が少なく、まだ分かっていないことがたくさんあります。そのため、飼育員の方々が日々の観察や経験を通じて収集する情報は、貴重な研究データとなります。

例えば、水族館という環境では「横からの行動観察」や「尿やうんちの採取」といったことが当たり前に行えますが、野生の環境ではこれらは非常に難しいのです。今回のイベントでは、飼育の現場が研究にとってどれだけ重要かについても、研究者の視点で紹介されました。

飼育員さんの「海牛愛」

飼育員のお二人は、マナティーやジュゴンに対する深い愛情を持っています。イベントでは、お気に入りの海牛グッズや手作りのアイテムを紹介していただきました。特に、マナティーの飼育員である真壁さんは、自作のクリアファイルやシールを参加者にプレゼントしてくださいました。

こうした温かいエピソードを通じて、飼育員さんたちの「海牛愛」が伝わり、参加者もより一層マナティーやジュゴンに親しみを感じた様子でした。

参加した子ども・保護者からの声

・ジュゴン・マナティー飼育員のお二人から、長年見てきたからこそ分かるお話が聞けました
・まだわかっていないことが多いことを知り、水族館の意義がわかりました
・飼育員のお二人の想いがたくさんつたわりました
・マナティーがますます好きになったし、ジュゴンへの関心も高まりました
・こんなに可愛い動物がいなくなるのは悲しいので、守っていけるようにしたい。自分にはどうしたらマナティやジュゴンを守る事が出来るか分からないので、今は沢山勉強して、みなさんと一緒にマナティを守る活動をして行けるように努力したい

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:81人

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