大分の海と未来を学ぶ!「親子で楽しむ船釣りツアー&海洋クイズ!」を開催しました!
一般社団法人Mfiseaは、大分県杵築市で「親子のための大分の海を学ぶツアー」を開催しました。親子を対象に船釣りツアーと海洋環境問題を楽しく学ぶ海洋クイズを実施し、実体験のなかで喜びや驚きを感じながら、海への愛情と関心を高めるイベントになりました。
2024.06.05
一般社団法人Mfisea(エムフィッシャー)は、2024年5月25日(土)に、日本の海が直面している問題をクイズ形式で楽しみながら学習するとともに、実際の船釣り(真鯛釣り:タイラバ)体験を通じて海や魚を愛する気持ちを育むことを目的として、「親子のための大分の海を学ぶツアー」を開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
大分の海と未来を学ぶ!「親子で楽しむ船釣りツアー&海洋クイズ!」
日程
2024年5月25日(土)7:00出船 14:00帰港
開催場所
大分県杵築市熊野(出航地 :大分県杵築市加貫港)より出船
遊漁船 英丸フリーダム
参加者数
10名
プログラム
1.出船
2.安全、お手洗い、海の絵についての説明
3.海洋生物、環境問題などについてのクイズ
4.釣りについての説明、真鯛釣り、いけじめなど魚の鮮度の保ち方
5.帰宅後 アンケートへの記入及び想い出のイラストの作成及び事務局への送付
親子のための大分の海を学ぶツアー
小学生から高校生の親子を対象に「親子のための大分の海を学ぶツアー」を実施しました。イベント当日はやや風が吹いてはいたものの、暖かな春の陽気に加え、視界一面が海の青と空の青につつまれ、風光明媚な景色を堪能いただきました。
ツアーの中で実施している海洋問題クイズでは、温暖化による海洋生物の変化や、プラスチックの排出量、プラスチックの性質(半永久的になくなることはないこと)、自然に流出することでマイクロプラスチック化が進行することなどを出題し、クイズ通じて海洋環境問題を学びました。多くのごみが一般家庭から海に流れ出ている事実や漁獲量が減少していることもクイズの中で触れ、海洋資源問題や海洋汚染が身近な問題であるということに改めて気がついたようで、正解が出るたびに拍手が送られ子供たちの笑顔が微笑ましく見えました。快晴の青空と雄大な海を目の前に子供たちには非日常のたくさんの思い出を育んでくれる豊かな海を未来に受け継いでいくために、一人ひとりが意識を持って行動していくことの大切さを実感いただく良い機会になったようです。
船釣り(真鯛釣り:タイラバ)体験では、魚が獲物を捕食するときの習性を説明したうえで、真鯛を釣り上げるための道具がどういう機能を果たしているのかという説明し、より生き物の習性に対しての関心を持つきっかけとなりました。真鯛が針にかかった際は、真鯛のひきの強さに驚きと緊張の面持ちでしたが、釣りあげた真鯛を見て「大きい!やったー。」と驚嘆する姿も見られました。
実際に魚を釣り上げた子供たちは、自らの力で釣り上げたこと(成し遂げたこと)に満足感を感じ、嬉しそうに魚を掲げていました。日常生活から離れて普段の生活の場では得ることのできない体験をすることで、海への愛情や関心度が高まったイベントとなりました。
海への愛を育むことが“豊かな海を未来に”残すことにつながる
四方を海で囲まれて長年その恩恵を受け続けてきた日本ですが、海洋ごみ問題や世界的な水産資源の乱獲などの影響により、豊かな海を維持することができない状態になりつつあります。一般社団法人Mfiseaでは、“豊かな海を未来に”受け継ぐことを理念として活動しています。「親子のための大分の海を学ぶツアー」は実体験として海や魚に接し、海を愛する心を育むとともに現在日本や世界が抱えている海の問題について知ることにより、問題を自分事にしてほしいという狙いがあります。特に今回は小学生から高校生かつビギナーでも敷居の低いイベントとしたことにより、今まで関心がなかった子供たちの意識が変わるきっかけになったものと確信しております。
今後も弊団体では”海愛教育(うみあい教育)”の場を設定し、一人ひとりが自分事として海を守りたいという気持ちを育み、”豊かな海を未来に”に向けて一歩でも近づけるよう邁進して参ります。
参加した子ども・保護者からの声
・海の風が気持ちよかった。
・一面海ばかりで岸が遠くに見えたのが初めての経験でびっくりした。
・海をみているとクラゲが出てたのが面白かった。クイズで出てきた海洋ごみのことが釣りをしている時にもペットボトルやプラスチックの包装紙が流れてきて実感できた。
・魚群探知機の説明を聞いて、地形と魚の生活について知ることができて面白かった。
・海のクイズが楽しかった。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:10人