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企業や地元ダイバーと連携した藻場調査を実施!

一般社団法人藻藍部は、徳島県海部郡日和佐町海域にて、企業や地元ダイバーと連携し、藻場調査を実施。磯焼けが進行する現状を正確に把握し、今後の藻場再生につなげました。

2025.03.07

一般社団法人藻藍部は、2025年2月4日(火)9:00~15:00に、企業や地元ダイバーと連携し、藻場調査を実施しました。本調査では、磯焼けが進行する現状を正確に把握し、今後の藻場再生につなげることを目的としました。地元ダイバーの皆さんには、衰退する藻場の状況を共有しながら、海藻の被度調査を共同で実施しました。ダイバーの現場での知見を活かし、実際の海の変化を記録・分析することで、より詳細なデータを収集しました。また、首都圏から応援に駆けつけてくれた技術を有する企業の皆さんには、より簡易で実用的な藻場調査手法の考案に協力いただきました。新たな調査手法の開発は、今後の磯焼け対策の効率化や、より多くの地域での藻場モニタリングの推進につながることを期待しています。この活動は、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

藻場調査
日程
2025年2月4日(火)09:00~15:00
開催場所
徳島県海部郡美波町日和佐町海域
参加人数
8人

藻場調査

今回の調査では、地元ダイバーの協力のもと、事前に設定したベースライン上で藻場の状況を詳細に確認しました。調査の結果、食植生動物による食害が広範囲で発生していることが明らかになり、特に大型の海藻類に深刻な被害が見られました。食害の特徴的な歯形から、主に ブダイやアイゴ などの魚類による影響であると推測されます。これらの魚種は、増加傾向にあることが指摘されており、磯焼けの進行を加速させる要因の一つとなっています。また、首都圏から参加した企業の皆さんは、独自の技術を活かし、ダイバーが潜水しなくても海中の状況を正確に把握できるシステムの開発を進めてくださいました。これにより、従来のダイバーによる目視調査に依存せず、広範囲の藻場を継続的にモニタリングできる可能性が高まります。技術の導入は、調査の効率化だけでなく、安全性の向上や長期的なデータ蓄積にも寄与し、今後の磯焼け対策の大きな前進となることを期待しています。

考察とまとめ

磯焼けが進行するなかでも、依然として藻場群が維持されているポイントが確認され、一部では以前よりも海藻が繁茂しているエリアも見られました。これらのポイントの共通要因を分析することで、藻場の再生や保全に向けた新たな手がかりを得ることができます。

今回の調査を通じて、地域と企業、専門家が連携することの重要性を再確認するとともに、技術革新を取り入れながら、より効果的な藻場保全策を構築していく必要性を改めて認識しました。今後も引き続き、多様な関係者と協力しながら、磯焼け問題の解決に向けた取り組みを推進していきます。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:8人

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