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冬の漂着ごみが多い若狭湾でごみ拾い活動 若狭湾 ビーチコーミング 日帰りバスエコツアーを開催!

公益社団法人大阪自然環境保全協会は「若狭湾 ビーチコーミング 日帰りバスエコツアー」を開催。早春の若狭湾で貝殻に海外からのごみがたくさん漂着する様子を見て、どんなものがどこから流れてきたのかを観察しました。また、ワークショップも行いました。

2025.03.21

公益社団法人 大阪自然環境保全協会は2025年3月9日(日)に「若狭湾 ビーチコーミング 日帰りバスエコツアー」を開催いたしました。このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催したものです。

開催概要
team虹鰓(チームにじえら)は、公益社団法人 大阪自然環境保全協会の海洋プラスチックごみ問題について活動するチームです。大阪湾においても、漂着ごみ、特にプラスチックごみなどの問題を抱えています。今、かけがえのない自然環境を守るために、私たちが取り組めることは何か?その答えを見つけるために、早春の若狭湾に行って貝殻や生きもの以上に海外からのごみがたくさん漂着する様子を見て、どんなものがどこから流れてきたのかを観察してきました。
日程
2025年3月9日
開催場所
福井県 敦賀市白木 白木海水浴場
美方郡美浜町 水晶浜
美方上中郡世久見 食見海岸
福井県立海浜自然センター
参加人数
大人12人 こども11人 スタッフ 6人、講師1人

白木海水浴場と水晶浜の観察

白木海水浴場も水晶浜も美しい白砂の浜ですが、浜辺には沢山のごみが打ち上げられています。冬季は偏西風と海流によって特に多くの漂流物が流れ着いていました。絡まったロープや浮き、アナゴ漁の罠などの漁具も多いですが、ペットボトルや洗剤、化粧品、食品のボトル、サンダルなどのプラスチック製品、また中国や北朝鮮、韓国など海外から流れついたものもありました。拾ってもまたすぐ次のごみが流れ着きるということを伝え、どのようなごみが流れ着いているのかを調べ、何故このごみが流れ着いたのかを考えてみました。

参加者からは、夏に海水浴場に来た時にはごみはなくきれいな浜だったのに、それは片づけられた結果ということを知ったという声があがりました。また、海岸にプラスチックごみが流れ着いているということは報道などで知ってはいたが、これほど多いことに驚いたという声もありました。今回の活動でもごみを拾ってすっきりして終わりにするのではなく、拾いきれない沢山のごみを残していく悪感を感じながら現地を後にすることで、自分が出すごみをなんとか少なくしようと思ったと話す参加者の方も多かったです。

アノミアーナ前田さんのワークショップ

福井県立海浜自然センターと隣接する食見海岸浜を使って若狭湾を拠点として海洋ごみを資源に変える方法を模索する活動をしているアノミアーナの前田様にワークショップを行っていただきました。まず室内で若狭湾でのアノミアーナの活動、ペットボトル3本からメガネのフレームにリサイクルをするというお話。そしてペットボトル1万本を拾って由来を調べてみたという活動の結果、意外にも国内の飲料メーカーのものが40%以上で海外のものよりも多かったということを聞きました。珍しい海外の製品が目に付いて多いと思っていたのが実は違っていたという思いがけない結果に驚かされました。その後、食見海岸で五感を研ぎ澄ませてから、海岸を歩いて漂着物をみつけに行きました。その後また海浜自然センターの室内に持ち帰り、何を拾ったか、そしてどう思ったかを発表しました。

その後、講師の前田さんからSDGsの説明をしていただき、海の美しさや森を守ろう、温暖化を防ごうという土台の上にSDGsの他の目標が成り立つという話、そしてプラスチックごみにエボシガイやフジツボ、ムラサキイガイなど生きものが棲みついていて、もはやごみと生きものを分けられないということを聞き、若狭湾の漂着ごみをみてこれからどうしていけば良いかは帰りのバスの中で話し合ってくださいという宿題をいただきました。

参加した子ども・保護者からの声

・海に捨てられたごみが太平洋のごみベルトとなっていることを初めて知った。

・海も浜もとても綺麗なのに振り返るとごみがたくさんあって悲しくなった。

・ツアーの募集を見た時には冬に海に行く理由がわからなかったが、海流に乗って冬に多くのごみが流れ着くということを知って、この時期を選んだ意味がわかった。

・発泡スチロールの欠片が風化して飛び散っていて、とても拾いきれないという現状を思い知った。

・自分でもごみをなるべく出さないということを考えていきたい。

綺麗な海なのにごみの多さに驚いて、自分たちの生活を顧みたいという意見が多かったです。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:30人

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