[野鳥観察会]を開催しました!2025年2月16日(日)
多摩川とびはぜ倶楽部では「子どもたちが裸足で遊べる干潟づくり」を目的に「羽田ふるさと再生プロジェクト」も実施しており、今回は多摩川河川敷で「野鳥観察会」を開催しました。羽田空港まで2㎞ほどの大師橋干潟から六郷水門あたりまでをゆっくり歩きながら観察しました。
2025.03.13
多摩川とびはぜ倶楽部は、「子どもたちが裸足で遊べる干潟づくり」を目的に、大師橋干潟での生き物観察やゴミ拾いを通して海や川に感謝の気持ちを育む活動のほかに、大都会の中にある自然(干潟)を地域の方々のふるさとの誇りになるよう、共に守っていきたいとの思いから「羽田ふるさと再生プロジェクト」の活動もしています。今回も多摩川河川敷をゆっくり歩いての「野鳥観察会」を開催いたしました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
開催概要
多摩川大師橋干潟から六郷水門あたりまでの河川敷をゆっくり歩いて野鳥を観察します。参加申し込みは不要で、参加費100円。どなたでも参加できます。双眼鏡の貸し出しあります。
日程
2025年2月16日
開催場所
大師橋干潟から六郷水門
参加人数
25名
共催
大田区
大師橋付近にやってくる野鳥たち
東京の南端を流れる多摩川の河口、羽田空港まで2㎞ほどというところに大師橋干潟があります。決して大きな干潟ではありませんが、都会に残るこの地には、意外にもたくさんの生きものがいます。
アシが青々と茂るころはカニや小魚、貝、ゴカイたちの動きも盛んで子どもたちはそれを追いかけて触れ合います。
秋から冬、アシ原も茶色一色になったころ、今度は大人たちが河川敷を歩いて干潟の先や川面で餌を啄む鳥たちの姿を追いかけます。
地元の方々は、いつも目にはしているけれど、鳥の種類まで知らなかったり、何をしているかなど考えたこともなかったりしますが、知れば知るほど鳥たちがかわいく思えると言います。また、横浜市や世田谷区からの参加者もいて、その方は都会でこんなに野鳥が見られると思わなかったと感じてくれたようです。
いろいろな要因があって、ここには鳥たちにとって、餌も豊富で休むところもあるのでしょう。しかし、今年は例年より少し鳥たちが少なかったように感じます。気象条件など大きな要因が関係しているのかもしれません。今、私たちはこの地の自然を自然なままに残せるよう、できることからやっていきたいと考えています。
今年出会った野鳥たち
野鳥観察をするのは大師橋干潟から六郷水門の先までの約1.5㎞を、約2時間かけて歩きました。見つけることができた鳥は、アオサギ・スズガモ・モズ・メジロ・カワラバト・キジバト・シジュウカラ・ハクセキレイ・ヒヨドリ・ムクドリ・カワウ・トビ・ハシブトガラス・スズメ・ユリカモメ・キンクロハジロ・ヒドリガモ・ノスリ・オオジュリン・コガモ・オオバンの19種類。
枯れたアシの中に耳をすませば「ガリガリガリ」という音。きっとネズミが何かをかじっている音。河川敷の枯れた芝生にはまだ比較的新しいモグラのトンネル土捨て場もありました。見えないところでもしっかりと生き物たちが暮らしているのですね。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:25人