「羽田ふるさと再生プロジェクト」2024年度の最終回を開催しました
多摩川とびはぜ倶楽部は、大師橋干潟での生きもの観察やごみ拾いを通して海や川に感謝の気持ちを育み、「子どもたちが裸足で遊べる干潟づくり」を行うことを目的に、4月~9月は観察会と環境整備活動を並行して、また「羽田ふるさと再生プロジェクト」として10月~3月は環境整備活動のみを行いました。
2025.03.31

多摩川とびはぜ倶楽部は、大師橋干潟での生きもの観察やごみ拾いを通して海や川に感謝の気持ちを育み、「子どもたちが裸足で遊べる干潟づくり」を行うことを目的に、4月~9月は観察会と環境整備活動を並行して、また「羽田ふるさと再生プロジェクト」として10月~3月は環境整備活動のみを行っています。2024年は10月に入っても暑い日が続いていたため、10月20日も観察会と並行して環境整備活動を行いました。少しずつ協力してくださるボランティアも増えて大きなごみはほとんど見られなくなってきました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
日程
4月7日・21日、5月6日・26日、6月9日、7月7日・18日、9月15日、10月20日、11月3日・17日、12月1日・24日、1月26日、2月9日、3月2日・24日
開催場所
大師橋干潟
参加人数
のべ202名
共催
大田区
羽田ふるさと再生プロジェクト
東京の南端を流れる多摩川の河口、羽田空港まで2kmほどというところに大師橋干潟があります。決して大きな干潟ではありませんが、都会に残るこの地には、意外にもたくさんの生きものがいるんです。
2007年ごろ、多摩川大師橋干潟はごみを踏まなければ歩けないようなところだったそうです。2012年に多摩川とびはぜ倶楽部として活動をはじめ、地域のボランティア団体に協力を仰ぎ、何とか人が入れる干潟が顔を出しました。そして4月から9月の大潮の日曜日に親子で参加できる観察会を始めました。
こんなに素敵な自然を感じられる場所があるにもかかわらず、地域の人々にはその存在があまり知られていませんでした。しかし、当倶楽部の授業支援で干潟を訪れたことがある子どもは増えています。また、この環境を守るため、大人の力が必要です。
そこで「子どもたちが裸足で遊べる干潟づくり」と並行してこの地を地域で守っていこう、地域の宝としていこうと「羽田ふるさと再生プロジェクト」として環境整備活動を始めました。少しずつ地域の方も環境整備活動の協力者も増え、遠くから来てくださる方も増えています。また、参加者の中には「無心でごみを拾うこの時間は癒しにもなっているんです。」と新たな参加の仕方を教えてくださる方もいて、嬉しくなりました。さらに、干潟に一番近い中学校の生徒さんたちが年に二回ボランティア活動で熱心にマイクロプラスチック予備軍を拾ってくれるようにもなりました。これからを担う彼らには期待しかありません。

参加した子ども・保護者からの声
アンケートより
・干潟があることを知らなかったがまた来たい
大田区景観まちづくり賞
2026年1月に大田区より「第4回大田区景観まちづくり賞」をいただき表彰式に参加しました。今年度は、大田区後援から大田区共催に変わり、区報への掲載等連携も強化できるようになりました。
2月には「大田区区民活動フォーラム」で活動を紹介し、3月には「大田区エコフェスタワンダーランド」に参加し、子どもたちと一緒にシュロの葉っぱでエンゼルフィッシュを作るとともに日頃の活動を紹介し、参加してくれた親子に楽しんでいただきました。

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:202人