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「定例干潟の観察会」2024年度の最終回を開催しました!

多摩川とびはぜ倶楽部は、毎年4月~9月に「定例干潟の観察会」を開催。今年も全日程が終了しました。多摩川河口近くの大師橋干潟で生きもの観察やごみ拾いを通して海や川への感謝の気持ちを育み、子どもたちが裸足で遊べる干潟づくりを目指しています。

2024.11.22

多摩川とびはぜ倶楽部は、大師橋干潟での生きもの観察やごみ拾いを通して海や川に感謝の気持ちを育み、「子どもたちが裸足で遊べる干潟づくり」を行うことを目的に、毎年4月~9月の間に「定例干潟の観察会」を行っています。今年は10月に入っても暑い日が続いていたため、10月20日を最終回としました。

2019年の台風以来小さくなってしまった干潟ですが、少しずつ復活の兆しが見えてきました。今年も子どもたちが泥んこになってカニを追いかけ2024年度全日程が終了です。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
多摩川の河口近くにある大師橋干潟に入って生きものを観察します。参加申し込みは不要で、参加費100円。どなたでも参加できます。干潟に入ると毎回6~8種類のカニや貝類、運が良ければ“とびはぜ”に会えることもあります。
日程
2024年4月7日、21日、5月6日、26日、6月9日、7月15日、9月15日、10月20日
開催場所
大師橋干潟
参加人数
のべ330名
共催
大田区

子どもたちが裸足で遊べる干潟づくり

東京の南端を流れる多摩川の河口、羽田空港まで2㎞ほどというところに大師橋干潟があります。決して大きな干潟ではありませんが、都会に残るこの地には、意外にもたくさんの生きものがいるんです。

2007年ごろ、多摩川大師橋干潟はごみを踏まなければ歩けないようなところだったそうです。2012年に多摩川とびはぜ倶楽部として活動をはじめ、地域のボランティア団体に協力を仰ぎ、何とか人が入れる干潟が顔を出しました。そして4月から9月の大潮の日曜日に親子で参加できる観察会を始めました。

観察会の最後にはみんなでごみを拾ったり干潟を掘り返して空気を含ませたりして、海や川に感謝の気持ちを込めます。それでも裸足で入れるようにはなりません。

この干潟は川の流れ(山から海へ)と海の干満差による流れ(海から山へ)両方のフィルターの役目があるようで、干潮時には必ずペットボトルやビニールごみが取り残されアシ原に引っかかっているのです。

裸足で遊べるようになるのはまだまだ先のこと。

干潟に何がいるのかな?

観察会を行う大師橋干潟は、コンクリートの堤防の先、河畔林を超えて顔を出します。安全の面からも日頃から子どもたちが自由に出入りすることはありません。しかし、驚くなかれこの干潟にはたくさんの種類の生きものがいます。ベンケイガニ、クロベンケイガニ、カクベンケイガニ、アシハラガニ、ヤマトオサガニ、アカテガ二、チゴガニ、ケフサイソガニ・・・。集まった子どもたちと一緒にカニを捕まえると100匹に達することもあるほどです。最初は都会の子どもたち、泥んこになることや小さなカニも怖がっていますが、そのうち「捕まえられたよ!」と言って泥んこになっていることもしばしばです。やっぱり自然の力は偉大です。今年はようやくとびはぜを見つけることもできました。

参加した子ども・保護者からの声

アンケートより
・初めて干潟に来ました。今まで知りませんでした。
・また来たいです
・久しぶりに泥んこまみれになりました。
・ゴミの多さが気になった。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:330人