【海と日本プロジェクトin山形】食を通じて海の課題を考えよう!調理師の卵がつくる地元の魚を使った特別メニュー「酒調ランチ」を地元の方に振る舞うイベントを2021年7月2日に実施しました!
海と日本プロジェクトin山形実行委員会は、山形県の酒田調理師専門学校と連携し、学生が料理を地元の人らに提供する「酒調ランチ」にて、食を通じて海の課題を考える機会を作り、アクションを起こすきっかけとなる場を創造しました。
2021.09.02
海と日本プロジェクトin山形実行委員会は、山形県の酒田調理師専門学校と連携し、学生が料理を地元の人らに提供する「酒調ランチ」にて、食を通じて海の課題を考える機会を作り、アクションを起こすきっかけとなる場を創造しました。
ランチでは、フランス料理のシェフが監修した地元産の真鯛を使った料理を学生らが作り、海の課題について考えることを求めるランチョンマットともに提供しました。また、会場にはマイクロプラスチックとお米を比べるコーナーも作られ、昨今の山形の海の現状も合わせ、訪れた人に海について考えるきっかけづくりを行いました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
調理師の卵が地元の真鯛を使った地産地消の特別メニューを提供
海と人とをつなぐ場となっている「食」。「食」を担う調理師を育てる専門学校と連携し、特別メニューを特製ランチョンマットともに提供することで、訪れた人たちに海について考える場づくりを行いました。
地元で水揚げされた真鯛を使ったメニューは、フレンチのコース。食の都庄内親善大使に任命されている太田政宏シェフが監修し学生たちが作り上げました。
2050年には全世界の魚総量をプラスチックごみが上回るともいわれる中、調理師を目指す学生たちは、山形の海の恵みを次世代につないでいくことも学んできました。
特製ランチョンマットでは、学生たちが海を知るためにこれまで行ってきた旬の魚の学びや海洋ごみ拾いについても取り上げられ、訪れた人は特別なフレンチコースに舌鼓を打ちながらも、海の課題に触れ、海に目を向けるきっかけとなる時間を過ごしていたようでした。
海洋ごみを見て知り、体感する
ランチを楽しんだ後に客の目に飛び込んでくるのが、海と日本プロジェクトで製作した、海洋ごみを見て知り体感するコーナー。
そこでは、この春に撮影された、大量のごみがある山形の海岸の様子を映像で見ることができるほか、昨今問題になっているマイクロプラスチックを、お米と比べ動物たちからどのように見えるか、手に取り考えることができ、訪れた人は「鳥や魚が間違って食べてしまうのも頷ける」「細かいごみを拾うのは一苦労だから、大きなうちに回収しないといけない」などといった、アクションを起こす下地になる感想を語っていました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。