日本で唯一車両走行が可能な砂浜の公道、石川県羽咋市の千里浜なぎさドライブウェイでは、今年で９回目となるオートバイによるツーリングイベント「SSTR2021（サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー）」が開催されました。今回はオープン制として10月2日から17日まで行われ、全国から約8,000人がエントリー。ゴール地点の千里浜では、海ごみゼロプロジェクトｉｎ石川実行委員会の呼びかけでライダーやギャラリーが海岸清掃活動を行いました。

このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。

千里浜海岸清掃
日程
2021年10月2日(土)～17日(日)
開催場所
石川県羽咋市千里浜海岸
参加人数
約5,200人
協力
SSTR実行委員会、羽咋市

全国から集まったライダーが海岸清掃活動

SSTR（サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー）は、世界的なオートバイ冒険家・風間深志が発案した、オートバイによる独創的なツーリングイベント。「Chasing the Sun」（太陽を追い駆けろ）をテーマに掲げ、東の海に昇る朝日とともにスタートし、太陽を追い駆けながら日本列島を横断し、石川県の千里浜に沈む夕日を見送るという、壮大なスケールのアドベンチャーラリーです。この日、ラリー参加したライダー達は、日本で唯一車両走行が可能な砂浜の公道「千里浜なぎさドライブウェイ」を駆け抜け、全国から集まった仲間たちとゴールの喜びを分かち合いながら、自然の豊かさと美しい環境に感謝し、海岸清掃活動に取り組みました。

SSTRの聖地「千里浜なぎさドライブウェイ」の環境を守りたい

千里浜なぎさドライブウェイは、地球温暖化による海面上昇などが原因で砂浜の浸食が進み、年々道幅が狭くなっていて、波の高い日などは車両が侵入できない日が増えています。日本で唯一車両走行が可能な砂浜の公道の現状を身近に感じながら清掃活動に参加いただくことで、地球環境の維持や海岸清掃ボランティアの必要性を知っていただきました。
参加者からは、「千里浜海岸から見る、美しい夕日に感無量。早朝からのツーリングと清掃活動で疲れましたが、良い思い出になりました。また参加したいです。」という声が聞かれた。

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数：5,200人