海と湖をつなげ!プラスチックごみ問題について 小学生への出前授業を開催
うみゴミ対策琵琶湖プロジェクト実行委員会は、守山市内の小学5年生に、海で問題になっているプラスチックごみ問題を、身近な琵琶湖の環境問題と一緒に考えてもらうことで関心を深めてもらおうと、県内の活動団体と連携して出前授業を開催いたしました。
2021.11.10
うみゴミ対策琵琶湖プロジェクト実行委員会は、守山市内の小学5年生に、海で問題になっているプラスチックごみ問題を、身近な琵琶湖の環境問題と一緒に考えてもらうことで関心を深めてもらおうと、県内の活動団体と連携して出前授業を開催いたしました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催したものです。
開催概要
琵琶湖の学習船「うみのこ」の乗船など、琵琶湖の環境を学ぶ小学5年生に、環境問題に取り組む団体から講師が出向き、琵琶湖と海のプラスチックごみの現状を知ってもらうとともに、自分にできることを考えてもらう。石川県の講師とは2校同時にオンラインでつなぐ。
日 程
2021年10月19日(火) 9:35~11:25
開催場所/参加人数
守山市立立入が丘小学校(対象:小学5年生3クラス101人 会場:多目的ホール)
守山市立河西小学校(対象:小学5年生6クラス204人 会場:各クラス教室)
講 師
工房シーダーノ、NPO法人びわこ豊穣の郷、(株)ロータスコンセプト
今、世界の海で起きていること
海洋ごみの被害を受けるウミガメやウミドリなどの写真を見て現状を知るとともに、海洋ごみが実際どのくらい毎年増えているのかをイラストのスライドで学習しました。毎年ジャンボジェット50000機分のプラスチックごみが海に流れていることを知った子どもたちから、驚きの声が上がっていました。
海に面する石川県とオンラインでつなぐ
石川県で海を守る活動をしている蒲田千佳(かまた・ちか)さんと2校同時にオンラインでつなぎ、海岸に打ち上げられたごみや河口のごみの現状から、海洋ごみの8割が河川から来ていることを学びました。子どもたちからは、「日本で海洋ごみが多い場所はどこか」など積極的な質問が出されていました。
琵琶湖にもマイクロプラスチックごみが・・・
2019年に初めて行われた琵琶湖のプラスチックごみの実態把握調査で、湖底ごみの74%がプラスチックごみであることが分かったことなどを、VTRなども交えて学びました。子どもたちは、世界の海洋ごみ問題の原因は身近な自分たちの生活にあることを実感している様子でした。
参加した子どもの声
・紙製のストローなどを使いたいと思った。
・マイバッグを持ち歩くようにしたい。
・清掃活動に参加したい。
などの感想が聞かれました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:305人