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「大阪湾にこんな生物が!?」 小学生が海洋問題や生物多様性について学んだ二日間

海と日本プロジェクトin大阪実行委員長は、大阪府の小学5・6年生を対象に大阪湾の多様な生物や海洋問題などを学ぶイベント「大阪湾のレア生物を学べ!」を11月6日(土)、7日(日)に開催いたしました。

2022.03.04

海と日本プロジェクトin大阪実行委員長は、大阪府の小学5・6年生を対象に大阪湾の多様な生物や海洋問題などを学ぶイベント「大阪湾のレア生物を学べ!」を11月6日(土)、7日(日)に開催いたしました。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

日程
2021年11月6日(土)、7日(日)
開催場所
6日(土)大阪府岬町、7日(日)オンライン学習
参加人数
15名
協力団体
大阪府立環境農林水産総合研究所、海遊館、追手門学院大手前中高等学校

『大阪湾のレア生物を探せ!』~多様な生物がすむ大阪湾を守り隊~

大阪湾には300種類以上の多様な生物が生息しています。その中には大阪湾の代表的なタコやサンマ・イワシ以外にも、「大阪湾にこんな生物が!?」といった驚くべき“レア生物”がいます。
今回のイベントでは、その「レア生物の探索」をテーマに大阪湾の現状や環境問題、生物の多様性を学び、また海のために何ができるのかを考え行動に繋がることを目的に実施しました。

船に乗り込み、大阪湾の現状を観察

舞台は大阪府岬町。大阪府内でも多様な生物が発見できるエリアで1日目のイベントがスタート。参加した子供たちは各自漁船に乗り込み出発しました。

まずは講師の鍋島先生より大阪湾とはどんな海なのかを学びます。
・明石海峡、紀淡海峡からの強い潮流と、淀川、大和川などの河川から流れ込む豊富な栄養分に恵まれた海
・そのため多くの生き物が生息し大阪湾は「魚庭(なにわ)の海」とも呼ばれている
・海洋問題として2050年には魚よりもごみの量が多くなると言われている

船上では実際に海に浮遊するごみを発見したり、大阪湾で実際に起こっている赤潮や外来種問題などを学びました。また底引き網漁から水揚げされた生物を観察し、シュモクザメやナルトビエイ・ハモなどを発見した他、さらに普段はなかなか大阪湾で見かけないイルカを発見するなど、大阪湾の現状を知りました。大阪湾には多様な生物が生息していることを学び、参加者した子供たちは初めてみる生物に質問を連発。「大阪湾の生物をこれからも守るため何をすればいいですか?」といった質問もあり、子供たちの大阪湾に対する思いを醸成することができました。

学生講師から学ぶ海の環境問題

さらにイベントでは追手門学院大手前中・高等学校の生徒の皆さんが講師として参加。海のごみを分別回収する進化型海上ゴミ回収ロボットの開発や、「マリンチャレンジプログラム」(https://lne.st/business/marinechallenge/)に参加するなど、経験豊富な学生講師が子供たちにロボットを使った海の学習を実施しました。

講師より海上ゴミ回収ロボットや水質浄化剤の研究紹介が行われたあと、体験学習を実施。「たくさんの生き物が住んでいる“海”には、どんな問題が起こっているか?」「海の環境を守るために私たちに何ができるのか?」を参加者に考えてもらうため巨大なフィールド上に海のミッションを設置。
子供たちは自らプログラミングしたロボットを使ってミッション攻略に挑みました。普段の生活からできるエコバックの使用や海における昆布の役割など様々な海のことを学びました。
年齢の近い講師ということもあり、子供たちはどんどん海の学びを吸収。海の生物を守るため普段の生活から出来ることが多くあることも学びました。

多様な生物が住む大阪湾の魅力をオリジナルの海鮮丼にして提供

イベント内で学んだ大阪湾の生物の多様性や魅力を発信するため、子供たちがオリジナルの海鮮丼メニューを考案。大阪湾で多く水揚げされるアナゴやタコ、シラスを使用し「なにワンダフル丼」が完成。大阪・岸和田市にある「きんちゃく家」にて提供しました。店舗内では海と日本プロジェクトを訴求するポスターやメニューパウチを設置し、より多くの方がプロジェクトに賛同し、大阪湾の魅力を感じてもらえるよう発信しました。

参加した子ども・保護者からの声

イベント前は大阪湾について知識がなかった子供たちも、イベント後には「たくさんの生き物が住む大阪湾をいつまでもきれいな海にしたい」「ごみをなるべく出さないようにする」など、ただ大阪湾のことを知るだけでなく、次のアクションに繋がるきっかけが今回のイベントを通して生まれました。

 
 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

 

参加人数:15人