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鳥取環境大学EMS委員会がごみの漂流実験結果を報告! 日本海テレビで鳥取の海洋ごみ調査報告会を開催しました 2022年1月26日(水) 

CHANGE FOR THE BLUE inとっとり実行委員会は、2021年の1年間、鳥取環境大学のEMS委員会(環境や海などの問題に対して取り組みを行うサークル)と、海洋ごみについての調査や取り組みを行ってまいりました。その調査などで分かったことをZOOMで報告会を1月26日(水)に開催しました。

2022.02.08

CHANGE FOR THE BLUE inとっとり実行委員会

CHANGE FOR THE BLUE inとっとり実行委員会は、2021年の1年間、鳥取環境大学のEMS委員会(環境や海などの問題に対して取り組みを行うサークル)と、海洋ごみについての調査や取り組みを行ってまいりました。その調査などで分かったことをZOOMで報告会を1月26日(水)に開催しました。

春に海岸清掃を行い、プラスチック製ごみが海岸に多く点在していることが判明。「ごみが川に流され海や海岸に漂流したにではないか」という仮説をたて、GPSを付けた容器(模擬ごみ)を川に流し実験し、その結果から分かったことを報告、その模様をYoutubeにてアーカイブ配信しました。

このイベントは、“日本財団「海と日本プロジェクト CHANGE FOR THE BLUE」”の一環で、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながることを目的としています。

日程
2022年1月26日(水)
開催場所
日本海テレビ
参加人数
5名

調査報告会の内容

EMS委員会は、春に海岸清掃を実施し、拾われたごみの多くが、プラスチック製ごみであることが判明。その結果より、「ごみが川に流され海や海岸に漂流したにではないか」という仮説を立てGPSを使った模擬ごみを千代川上流に放流しました。(1か月間)GPS調査により、ごみは水位が高いほど遠くに流れる、1か所ではなく様々な場所に広がるという結果が分かりました。今後の展望としては、県や市、自治体を巻き込んだ事業の取り組み、出前授業や講演会などの環境教育の推進に力を入れていきたいとのことでした。

参加者コメント

・下戸 宥人(鳥取環境大学EMS委員会代表)
今年一年で得た成果を、2年目となる来年度では更に成熟させ、環境へより効果的に作用するような調査や事業に取り組んでいきたいと思っています。

・太田 太郎(鳥取環境大学環境部准教授)
鳥取県では東部西部共に多くのボランティアの方が海岸清掃事業に参加されています。一方で、SDGs活動が活発になっている今、ボランティアの方に依存し続けているだけでは難しいと思います。今回の学生らの取り組みを通して、国や県をあげて取り組むきっかけになればいいなと思います。

・小田 健二(国土交通省鳥取河川国道所)
県や市といった団体など様々な団体と連携することで、共有の認識として海洋ごみについての意識を作っていく、啓発活動をしていくということが重要だと思いました。また、(今回の発表のような)若い世代の声を広げていけたらと思います。

・古川 義秀(鳥取県生活環境部循環型社会推進課)
鳥取県としても海洋ごみ、特にプラスチックごみの削減を県民運動として推進していきたいと思います。今回のEMS委員会の取り組みは海や河川のごみの状況や、それに対する取り組みへの有益な結果だったと思います。県としても今後、協力していきたいです。


イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:5人