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ソウルフードのうどんがピンチ? 讃岐うどんに欠かせない伊吹島のいりこの危機について学ぶ かがわseaマスター海の食を守り隊を伊吹島、五色台で開催しました!

海と日本プロジェクトinかがわ実行委員会は、香川県内の小学5、6年生を対象に海や山の環境の大切さに気付いてもらい、その気付きを発信する体験学習イベントを開催しました。

2022.02.15

海と日本プロジェクトinかがわ実行委員会は、次世代を担う子どもたちに「豊かな海」「海と山のつながり」について学習してもらえるように、2021年10月24日(日)、30日(土)にかがわseaマスター海の食を守り隊を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
香川県内の小学5、6年生20名が2日間の体験を通し、海や山の環境の大切さに気付いてもらい、その気付きを発信する体験学習イベント。
日程
2021年10月24日(日)、30日(土)
開催場所
観音寺市伊吹島(10月24日)、坂出市ビジターセンター(10月30日)
参加人数
小学5、6年生 20名

伊吹いりこの秘密 いりこと海の関係

香川県水産課・香川県水産試験場の職員さんからチリメン(いりこの稚魚)と海の貧栄養化の関係について講義頂きました。くわえて実際に漁師さんが行っている海の環境や資源を守る活動について説明していただきました。全国的なブランドである伊吹島いりこの、キーワードは「鮮度」です。伊吹島は、漁場と加工場の距離が近く、30分ほどでいりこが茹で上がります。この時間が短いほど鮮度の高い風味豊かないりこになります。併せて島周辺の海水も綺麗なので洗浄・釜茹を海水で行うことで味が濃く風味豊かないりこになるのも伊吹いりこの秘密の1つです。プランクトン採取後に顕微鏡で観察すると沢山のプランクトンを見ることができました。このプランクトンの多さが伊吹島周辺の海の豊かさを表しています。

森を守ることは海を守ること!

香川大学名誉教授の増田先生より海と森(山)の繋がりについて講義いただきました。森に雨が降り、森の植物が作る栄養分が水に溶け込み、川から海に運ばれ、海の生き物を育てていることをわかりやすく解説していただきました。座学で学んだあとは実際に五色台の森に出てのフィールドワークを実施しました。豊かな山(森)をイメージした模型と木のない山をイメージした模型を使って雨に見立てた水を流す実験を行い、木のない山に降った雨は、地表を伝い川に流れるので、栄養が水に溶け込みません。
一方、豊かな森に降った雨は、葉や幹を伝ってゆっくりと地面に達し、土に染み込み地中を流れることで、栄養たっぷりの水となり川から海に流れるのです。豊かな森から栄養たっぷりの水が川を伝い、海に流れ込み、その栄養を海のプランクトンが食べることで海の生態系も活性化します。一見、山と海は繋がりないように思われますが、このように密接な関係があります。

いりこを使ったオリジナルふりかけ作り!

伊吹産いりこを使ってオリジナルふりかけ作りにも挑戦。いりこを含めた数種類の素材を混ぜて世界に1つだけのふりかけを作ります。みんな初めて作るのでバランスがわかりません。試行錯誤しながら個性豊かなふりかけが完成しました。厳選な審査の上、1つのふりかけが選ばれ、後日一般発売されます。さて、どんな味のふりかけなのか楽しみですね。

竹を使って器を作り、うどんを食べたよ!

竹を使ってお昼ごはんに使う器を作りました。みんなで協力しながら太い竹を切っていきます。のこぎりの扱いに悪戦苦闘しながらもいい感じにの器ができました。その器にうどんを盛り付けみんなで食べました。うどんのトッピングの天ぷらも海プロロゴ入りの特別仕様!自分の作った器で食べるといつもの何倍も美味しく感じます。作った器は、お土産としてお家でも活躍してもらいます。資源を有効活用し、繰り返し使える器を作り使うことも海と山を守るのに非常に大切なことです。

参加した子ども・保護者からの声

【子どもの声】
・森と海のつながりを学習して魚が少なくなっていることを知ったので、まずは自分にできることをやってみたい。料理が好きなのでイリコを使った料理を家でやってみたい
・海ごみを減らす活動に取り組みたい、海ごみについてもっと知りたい
【保護者の声】
・体験内容を家族に目をキラキラにさせて話してくれた
・子どもからイベントで学んだことを聞き、親としても世界、地球のためにできることを取り組んでいきたいと思っている

まずは自分で出来る身近なことから

このイベントを通じて、子どもたちは海と森の繋がりを学びました。豊かな海は、豊かな森から生まれます。一見何の関係もないような海と森ですが、先生の話を聞いたり、海や山での体験から非常に密接な関係があることがわかりました。1つの取り組みで環境問題はすぐには変わりませんが、一人一人が意識して多くの人が取り組むことで少しづつですが変わります。今回イベントに参加した19人の「海の食を守り隊」は、家族や友人にイベントでの出来事を話してもらい、自分自身でできる取り組みを実践することを誓ってくれました。このようにイベントを通じて、今起こってる問題を発信してくれる子どもたちを海と日本プロジェクトinかがわは全力でサポートし続けていきたいと思います。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

 

参加人数:20人