海洋ごみ、気候変動問題、身近な環境問題 何が起こっているのか分かりやすく解説 【環境フォーラムinやまなし】をオンライン開催しました!
海なしやまなし発!海ごみZEROプロジェクトは山梨県と、持続可能な社会構築に向け、2021年6月13日(日)に「環境フォーラムinやまなし」をオンラインで開催しました。
2021.06.18
海なしやまなし発!海ごみZEROプロジェクトは山梨県と、持続可能な社会構築に向け、2021年6月13日(日)に「環境フォーラムinやまなし」をオンラインで開催しました。このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催しました。
「海洋ごみ」と「気候変動」の現状を専門家が分かり易く解説。講演中に参加者からのチャットでの質問に答えたり、ブレイクアウトルームを使用して小規模ミーティングも行ったり、オンラインらしい議論の交流も図りました。フォーラムの最後に行った登壇者によるトークセッションでは「海洋ごみ問題」「気候変動問題」はトータルで捉えて「一人一人が出来ることから始めて、拡げていこう」と締めくくられました。
「環境フォーラムinやまなし」
日時
2021年6月13日(日)13:00~16:00
場所
オンライン配信(ZOOM)
プログラム
司会:神部冬馬(シンガーソングライター/やまなし海ごみZERO推進リーダー)
1)講演
講演① テーマ「気候危機のいま、そして?私たちの一歩を考える」
登壇者:公益財団法人 キープ協会 環境教育事業部長 鳥屋 尾健 氏
NPO法人 セブン・ジェネレーションズ 理事 関口 守 氏
講演② テーマ「家庭は海の入り口~ライフスタイルを見つめ直す~」
登壇者:山梨マイクロプラスチック削減プロジェクト 事務局長 日向 治子 氏
2)トークセッション「地球温暖化と海洋ごみ問題のつながりを考える」
登壇者:鳥屋尾 氏 関口 氏 日向 氏
持続可能な社会に向けて、海洋ごみ・地球温暖化を分かり易く解説。
身近に迫った環境問題「海洋ごみ」「地球温暖化」をそれぞれの専門家が、分かり易く解説しました。海洋ごみ問題について講演した日向氏は、世界や日本の海洋ごみの現状や、昨年行った甲府市街地でのごみ調査を紹介。プラスチックごみが一番多かったことや、ごみの集積するポイントを指摘。循環型社会へのライフスタイル転換を提案しました。また、地球温暖化問題の講演では、気候危機の現状と、温暖化ガスの濃度がピークを迎えて前年比で減少を始める時点=「ドローダウン」について解説。温暖化ガスの解決策として、食料廃棄の削減・菜食中心の食生活・陸上風力発電の活用・在宅ワークなどを紹介しました。
海洋ごみと地球温暖化のつながりをディスカッション
フォーラムの最後に、講演に登壇した3氏と司会の神部冬馬さんによるトークセッションも開かれました。海洋ごみの多くを占める「プラごみ」の劣化過程で発生する温暖化ガスの問題や、気候変動による大型台風や豪雨の洪水によって、多くのごみが海洋に流出していることなどを議論しました。
「あきらめる」のではなく、「変わる」と信じて、個人レベルで出来ることを積み重ねて、一人でも多くの人に拡げていくことが大切であると参加者の間で共有されました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。