海藻のまち函館市で「親子で海そうの森たんけん~海と日本プロジェクト〜」を開催!
一般社団法人 Blue Commons Japanは、5月7日(土)に、函館市志海苔海岸で、自生する様々な海藻や、海藻の中にすむ海の生き物を親子で観察し、専門家から海藻の基本知識や海藻の役割について学ぶ、「親子で海そうの森たんけん~海と日本プロジェクト~」を開催いたしました。
2022.05.18
一般社団法人 Blue Commons Japanは、5月7日(土)に、函館市志海苔海岸で、自生する様々な海藻や、海藻の中にすむ海の生き物を親子で観察し、専門家から海藻の基本知識や海藻の役割について学ぶ、「親子で海そうの森たんけん~海と日本プロジェクト~」を開催いたしました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
親子で海そうの森たんけん~海と日本プロジェクト~
開催概要
函館市志海苔海岸に自生する様々な海藻や、海の生き物の観察会
日程
2022年5月7日(土)
開催場所
北海道函館市志海苔海岸
参加人数
75人
協力団体
海藻活用研究会
たくさんの生き物がすむ色とりどりの海藻の森に夢中の子どもたち
この時期の志海苔海岸には、色とりどりの様々な海藻があたり一面に生い茂っています。その海藻の森の中にいるたくさんのヤドカリ、カニ、アメフラシなどの生き物や、海藻に産みつけられた卵などを見つけて、子どもたちは興味津々。海藻が魚などの生物の命を育んでいること、海の豊かさを、見て、触って、体感しました。
※この場所は普段は立ち入り禁止区域で、本講座は函館漁協宇賀支所より特別な許可を得て開催しました。
アオノリ、ガゴメコンブ、ヒジキも!
志海苔海岸にはワカメやコンブ、ヒジキなども自生しています。いつも食べている海藻を見つけて、びっくりの子どもたち。
「海のヒジキは、いつも食べているヒジキと色も形も違う」「ワカメがこんな風に生えているなんて知らなかった」「コンブがぬるぬるしている」など、たくさんの発見に大興奮でした。
また、講師の布村重樹さん(海藻活用研究会)からは、見学場所の一面に生えるアオノリについてもお話を聞きました。九州や四国の特産品として知られていますが、近年、海水温上昇の影響で激減しています。
実はこのアオノリ、北海道の海岸にも自生していますが、収穫されていません。
「私たちの海にはまだ、このようにあまり利用されていない宝物が眠っているんですよ。かつて未利用だったガゴメコンブも、今では高値で取引されているようになりました。ぜひこのアオノリにも注目して欲しいです。(布村さん)」
参加した子ども・保護者からの声
参加した子どもたちからは、「アオノリに種類があることを初めて知った。海に生えている海藻を初めてみた」、「生き物がたくさんいたり、おもしろい海藻があった」、「いろんな生きものを見つけられた」など新しい発見についての声が寄せられ、保護者からも、「青のり、ワカメ、ヒジキなど手元に届く商品としての姿と違う、生きている状態の海藻を見られてよかった」、「海藻が苦手で食べたがらないのですが、ワカメやコンブを手に持ち楽しそうにしていて良かったです」などの感想が寄せられました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:75人