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本州最北端・青森県大間町で「大間アゲ魚っ子キャンペーン」始動! マグロ頼りの漁業、子どもの魚離れ…海の地域課題をアゲて解決だっ! キックオフミーティングを開催いたしました。

海と大間の未来づくり実行委員会(青森県大間町)は7月18日(日)、「大間アゲ魚っ子キャンペーン」のキックオフミーティングを開催いたしました。

2021.07.28

海と大間の未来づくり実行委員会

海と大間の未来づくり実行委員会(青森県大間町)は7月18日(日)、「大間アゲ魚っ子キャンペーン」のキックオフミーティングを開催いたしました。本キャンペーンは、マグロに頼らざるを得ない漁業、子どもの魚離れ…待ったなしのこの2つの課題を解決するために、地域で獲れる魚を楽しく美味しく食べるムーブメントや文化づくりに取組みます。
また、この事業は、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
(※本プロジェクトでは、魚っ子を方言で「さがなっこ」と読みます)

イベント名称
「大間アゲ魚っ子キャンペーン」キックオフミーティング

開催概要
大間アゲ魚っ子キャンペーン キックオフ宣言
事業趣旨と事業内容の解説
キャンペーンロゴ発表(地デザイナー 迫田司氏のコメント)
料理家 栗原心平氏による大間アゲ魚っ子メニューの提案(動画メッセージ)
参加者の応援コメント
大間町 野﨑尚史町長の感想とエール
集合写真撮影

日程
2021年7月18日(日)10:30~11:30

開催場所
大間町総合開発センター1階・大集会室

参加人数
水産・教育・商業・行政関係者等、23人

協力
大間町

マグロで有名な町・青森県大間町が、なぜ今、このキャンペーンを?

青森県大間町は、目の前の津軽海峡で行われる「マグロ一本釣り」で有名な漁師町。実は近年、2つの課題に直面しています。1つは、漁業の問題。温暖化や海洋環境の変化のため、それまで獲れてきたイカなどが不漁。にもかかわらず他の魚には値が付かないため、漁獲規制のあるマグロに頼らざるを得ないのです。もう1つは、子どもたちの海離れ。大間には学校給食がなく食育の機会が乏しいため、若い世代から魚離れが進んでいます。海への関心も薄れてきて、海の町でありながら子どもたちは「海の子」とは言えない状況です。私たちはこの課題を解決するために、地域で獲れる魚を楽しく美味しく食べるムーブメントや文化づくりに取組むことといたしました。
キックオフミーティングの冒頭、実行委員会の大見義紀会長は「津軽海峡の多様な海の宝を取り戻し、大間の海の食文化と海の豊かさを次世代につなげます!」と力強く宣言。「大間アゲ魚っ子キャンペーン」が幕開けしました。

地元の魚を地産地消で楽しく食べるムーブメントを!5つの取り組みを予定

「大間アゲ魚っ子キャンペーン」は、地元で活用されていない白身の魚(ドンコ、アブラメなど)を、子どもたちが大好きなフライドフィッシュ(揚げ魚)メニューにして、小学校や飲食店、家庭で展開する事業。今年度は5つの取組みを予定しています。
①小学生向けの漁場探検会で、津軽海峡の多様性と海の問題について学ぶ
②料理家 栗原心平氏のレシピ監修によるメニュー開発と、地産地消の流れを作る実証実験
③地元の小学校と連携し、弁当提供や給食にメニュー提供し、海の問題を知るためのミニ講座を実施
④食イベントで完成したメニューをふるまいつつ、大間の海のメッセージを発信
⑤地元の飲食店と連携し、販促キャンペーンを展開、大間の海のメッセージを発信

海の未来へ Let’sフライ!(fly × fry) 大間アゲ魚っ子 ロゴデザイン発表!

キャンペーンを盛り上げるロゴデザインを発表しました。会場には、ロゴを身にまとった「大間アゲ魚っ子」が「アゲアゲ」と声を発しながら登場し、地デザイナーの迫田司氏は、「大人には昭和の漫画のようなどこか懐かしいイメージで、子どもも、なんじゃこりゃ?と突っ込めるような面白い要素を盛り込んみました。ロゴを見て会話を弾ませてほしい」とコメントしました。
会場の参加者からは、コミカルで、かわいらしく、どこか懐かしいキャラクターに思わず笑いが。「子どもたちの笑顔を想像できる」と、プロジェクトの展開に期待が寄せられました。

大間アゲ魚っ子メニュー監修の料理家 栗原心平氏からビデオメッセージ

料理家 栗原心平氏から、「どんこのふわふわ揚げ昆布あんかけごはん」「魚っ子カツカレー」「どんこと大根の台湾風煮込み」の3品がレシピ提案されました。
当初、栗原心平氏が会場で料理を提供する予定でしたが、東京に緊急事態宣言が出されたため、会場での試食は取りやめになり、ビデオメッセージで、「子どもの魚離れは、骨が気になる食べにくさと親の魚離れがある。食べやすいようにそぼろ状にしてメニューに取り入れたり、簡単な料理を提案するとまだまだ可能性があると思う。」とコメントをいただきました。

野﨑大間町長から「町も一緒に取り組みたい」と応援メッセージ

野﨑尚文大間町長から、「大間は、海と魚が似合う町。町の小学校での学校給食は私の公約の一つ。日本財団のこのプロジェクトを町でできることは大変うれしい。まさに今やらなければならないことで町も一緒に取り組んでいきたい」と応援のメッセージがあり、会場の学校関係者からは、「事業内容を聞いてワクワクする。大間の子どもたちは、町が大好きだから、このプロジェクトにも楽しく取り組んでくれそうだ」との感想がありました。


イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています。

 

参加人数:23人