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子どもたちが深海を通して海とのつながりを実感! 「身近な海を知ろう!@しながわ水族館」を開催しました!

次世代価値コンソーシアムは、2021年12月18日(土)に「身近な海を知ろう!@しながわ水族館」を開催いたしました。

2022.01.11

次世代価値コンソーシアム(企画・事務局:国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよhttps://iko-yo.net/ 」を運営するアクトインディ株式会社)は、2021年12月18日(土)に「身近な海を知ろう!@しながわ水族館」を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要
海の面積は地球全体の約71%を占めていますが、そのうちの90%以上が水深200mを超える「深海」だと言われています。島国である日本と深海は、とても身近な存在。
同イベントは、その「深海」を通して身近な海についての学びを深めるとともに、水族館にはどんな仕事があって、どんな役割を担っているのかを知ることができるものとなっています。イベントに参加してくれたのは小学生4名。当日密着したイベントの様子をレポートします。
日程
2021年12月18日(土)
開催場所
しながわ水族館(https://www.aquarium.gr.jp/
参加人数
4名
協力
しながわ水族館(株式会社サンシャインエンタプライズ)

深海とは?水族館に展示されている深海魚はどこから来たの?

まずは、しながわ水族館の瀬川さんによる「深海」についてのレクチャー。「深海」とは、水深200mを超えるものだということ、とても暗くて冷たいこと、水圧が高いことなど、モニターを使ったわかりやすい説明に子どもたちは真剣そのもの!
さらに、今まで宇宙に行った人数の約550人(※)に対し、地球で一番深い場所であるマリアナ海溝のチャレンジャー海淵に到達した人数が13人(※)だとわかった時には、それぞれ驚きや感心の声が聞こえてきました。※2020年夏時点での人数となります。
また、日本の3大深海湾も教えてもらいました。駿河湾、相模湾、富山湾…さらには東京湾にも「東京海底谷」と呼ばれる深海域があり、実は身近なところにもあることを知りました。

水族館のバックヤードはどうなっているの?

深海について学んだ後はバックヤードに移動し、水槽の裏側を見学しました。「予備水槽」と呼ばれる水槽には、駿河湾で採集した深海魚が。迎え入れた生体を慣らしたり、餌付けをしたりする役割を担っている予備水槽。普段は見ることのできない飼育員さんのお仕事を垣間見ることができました。

さらに、水深200〜300mほどの深海と同じ、水温13度くらいの水槽に実際に手を入れて冷たさを感じたり、そこにいるのはどんな魚なのかを教えてもいました。

深海魚の同定をしてみよう!

バックヤードから戻ってきたら次は同定作業。まずは聞きなれない「同定」の意味について教えてもらいます。「同定」とは、魚を分類上の所属や種名を特定すること、という説明を受ました。
これをしないと、どの種類の魚が多くなっているか・少なくなっているかなどの、海の生き物たちの変化がわからなくなってしまうため、同定作業が必要だということを知り、熱心にメモをとる姿が見られました。
今回、同定をするのは普段目にすることが少ない、それぞれ特徴的な姿をしている深海魚8種類。子どもたちは個性的な魚を前に、自分が同定する魚をどれにするか目移りしながら選んでいきました。同定作業は「アゴは丸いか・出ているか」「歯は鋭いか」「顔にヒゲがあるか」など、専門書の分岐に従って判別していきます。魚を目の前に近づけてよく見てみたり、慎重にピンセットを使ってヒゲを引っ張って長さを確認したり、細かいところを確認しながら進めていました。

魚の同定ができたら、名前や分類・特徴などを記入し、色鉛筆を使って絵を描いていきました。ヒゲの長さや、ヒレの大きさや形、ちょっとした色の変化など、細かく観察した部分を丁寧に描写しています。

深海とわたしたちの繋がりを実感

今回のイベントでは、海にごみがあることで船が出られなくなり輸入・輸出に影響が出る可能性や、ごみを食べてしまった魚が食卓に出る可能性など、海と自分の生活とのつながりについても知りました。さらに、子供たちが同定をした深海魚を獲るときに網にかかった「海洋ごみ」も見せてもらいました。その中には、歯磨き粉や冷凍食品の袋などがありました。遠く感じる深海も、自分たちの生活と繋がっていることを実感した様子でした。

プロジェクトを通して

イベント終了後の帰り道では、早速イベントで得た知識を「知ってた!?」とご家族に共有している姿が見られたり、「もっと知りたい!」と、飼育員さんに質問したりする姿がみられました。さらに、「深海にもごみがあるなんてびっくりした」などの声も聞かれました。今回の体験を通して、遠く感じる深海でさえ、私たちの生活とつながっていることに気づき、海を身近なものとして感じられたのではないかと思います。今後も、一人でも多くの子どもたちに、海を未来へ引き継ぐアクションの輪をひろげる活動をしてまいります。


 
 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

 

参加人数:4人