【陸養プロジェクト】富山で学ぶ、海と山のつながり
陸養プロジェクト実行委員会は、3月11日、長野県の「学校法人茂来学園大日向小学校」の特別課外授業を富山県で実施しました。
2022.04.07
陸養プロジェクト実行委員会は、3月11日、長野県の「学校法人茂来学園大日向小学校」の特別課外授業を富山県で実施しました。海に面していない長野県で育ったこどもたちに、実際に富山の海に触れてもらいながら、海と山のつながりを学んでもらいました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
学校法人茂来学園大日向小学校 海と山のつながりについての特別課外授業
日程
2022年3月11日
場所
魚津水族館・魚の駅生地・入善海洋深層水活用施設
参加人数
50名
協力団体
NPO養殖振興会
海と山がつながっているって、どういうことだろう?
山に囲まれた長野県。そこで育った大日向小学校のこどもたちの中には海を見たことがない、生魚を食べたことがない、という子もいて、海はやはり身近な存在ではありません。しかし山であれば、生まれ育ったときから身近に存在しているものなので、今回は海と山を結びつけて考えられるよう準備をしました。
水産資源を守るために何をしなければいけないかということを学んでもらうにあたり、海だけでなく山や町、取り巻く環境全てが循環しながら関わり合っているということを図式化した資料を作成し事前にこどもたちに配布。前もってある程度の情報をインプットしてもらいました。
そのうえで、「魚津水族館」では魚の生態についてや、富山県における海と山の関係性をスタッフの方からご説明いただきました。こどもたちは事前にインプットした情報から考えたことや、ヒラメを日々育てている中で感じたことを元に、たくさんの質問を寄せていました。
実際の養殖の現場を見学
「魚の駅 生地」で海鮮丼やかぶす汁を頂き、支配人さんから魚食文化についてのお話をいただいたあとは、海洋深層水を利用してサクラマスの養殖が行われている「入善海洋深層水活用施設」を見学。学校でヒラメを育てている水槽の何倍も大きな設備を見て、その設備自体について、また養殖を行ううえで重要なことについてなど、知りたいことを次々とスタッフさんに質問!実際に養殖が行われている現場ならではの臨場感があり、自分たちが行っている陸上養殖と結びつけて考えられているようでした。
こどもたちは、海洋深層水がなぜミネラル豊富なのかという点も事前資料で学んでおり、深層水の試飲コーナーでそれぞれの知識を確認し合うようなやりとりも見られました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:50人