『スポGOMI甲子園・茨城県大会』を開催 激闘を制したのはDMJKチーム 高校生91名が130㎏超のポイ捨て、不法投棄ごみを回収
スポGOMI甲子園実行委員会は、3人1組のチームを結成した15~18歳(高校生世代)の若者たち全31チーム91名が、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う、『スポGOMI甲子園2021茨城大会』を11月21日(日)に開催いたしました。
2021.12.24
スポGOMI甲子園実行委員会は、3人1組のチームを結成した15~18歳(高校生世代)の若者たち全31チーム91名が、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う、『スポGOMI甲子園2021茨城大会』を11月21日(日)に開催いたしました。
この活動は、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として行われています。
日程
2021年11月21日(日)9:30~12:00
開催場所
那珂川〈水府橋~万代橋左岸エリア〉
参加人数
91名(3人1組31チーム)※2名欠席
女子高生3人チーム、茨城県代表として全国決勝大会へ進出
茨城大会で見事な記録を残し、全国大会への切符を掴んだのは「DMJK(ドリームジェーケー)」。分別がしやすいように肩から下げる回収箱を製作して挑み、土山のごみもためらわずに拾い集めた女子3人組です。集めたごみは他チームを圧倒的に上回る21.9㎏。12月に行われる全国大会に向けてオリジナルアイテムの改良を検討し、「東京は人も多いからごみも多いと思うのでたくさんごみを拾ってきます」と意気込みを語ってくれました。
また、アイテム賞には「茨高テニス部」が輝きました。ランドセル型の回収ボックスで、大きくて重いごみもしっかりと拾えていました。ほかにも学校の特色を活かしたコスチュームや落ちているごみを拾いやすく、動きやすさを重視したアイテムなどが見受けられました。
会場には引率の保護者や学校の先生も応援に駆けつけていて、応援もさることながら集まったごみに驚きを隠せないようでした。「子どもたち90名近くが1時間で130キロものごみを集めたのだからこれに大人が加わったらかなりの量のごみが集まるでしょうね。今後、子どもたちと一緒にごみ拾いを実践していきたいです」と離してくれました。
初開催ながら31チーム91名が参加 草むらの不法投棄ごみで重量もかなりの量に
城大会は今年度初開催。31チーム中10チームがごみ拾いのためのオリジナルアイテムを製作して参加してくれました。会場となった那珂川河川敷左岸エリアは普段から不法投棄や家庭ごみの散乱が目立つエリアです。
橋のたもとや、草むらにはフライパンや雨合羽、プラスチックの大型パイプ、刃物などが不法投棄されていました。また、缶やペットボトル、乾電池なども多数見られました。中にはビニール袋に分けた飼料のようなものも大量に投棄されていました。参加した高校生は「これもごみですよね?放置はできないですよね」といって土山に埋もれているごみに手を伸ばして拾い集めていました。
街中でのごみ拾いとは違い、重さやサイズ感ののあるごみが多く、配られたごみ袋はあっという間に満杯になり、重さで袋が裂けているチームも多くありました。
大人が捨てたと思われる粗大ごみや放置されたごみを「街をきれいにしたい」「海に流れ出るごみを食い止めたい」という思いで参加した高校生が拾い集める―。ごみ拾い活動を通じて河川の利用やごみの出し方について考えなければならないのは成人を過ぎた大人たちなのかもしれません。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:91人