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10組20名の親子が「アジ」と、「メヒカリ」をさばいて料理!【日本さばける塾 in 宮崎】を開催

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み『日本さばける塾 in 宮崎』を2021年10月30日(土)に開催し、10組20名の親子が参加しました。

2021.11.18

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み『日本さばける塾 in 宮崎』を2021年10月30日(土)に開催し、10組20名の親子が参加しました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

日本さばける塾 in 宮崎
日程
2021年10月30日(土)9:30~13:30
開催場所
マナビヤ宮崎アカデミー(宮崎県宮崎市大塚町地蔵田4678)
参加人数
10組20名(小学生3年生以上と保護者)
講師
橋口香奈(マナビヤ宮崎アカデミー)
三木涼平(南那珂農林振興局農政水産企画課)
主催
海と⽇本プロジェクト inみやざき実⾏委員会、⽇本さばけるプロジェクト実⾏委員会
共催
⽇本財団 海と⽇本プロジェクト

アジとメヒカリさばきに挑戦!

今回さばいた魚は「アジ」と宮崎県北の特産品で日向灘の大陸棚に多数生息している「メヒカリ」。アジで「バインミー(ベトナム風サンドイッチ)」とメヒカリで「メヒカリから揚げ」を作りました。魚を触ることが初めてという児童は、「まだ生きてる?少し怖い」と緊張した面持ちでした。
まずは、魚さばきの基本であるアジをさばきました。マナビヤ宮崎アカデミーの橋口先生のデモンストレーションを見ながら不安そうな表情の児童もいましたが、お父さんやお母さんと一緒に挑戦!

鱗を取って、魚をさばく時の合言葉「ハラセセハラ」と唱えながらさばき始めると、さっきまでの不安な表情は消え、皆手際よくさばいていきます。児童たちの思い切りの良さに大人たちは驚いていました。
アジを三枚におろせた後は、メヒカリ。普段は人差し指くらいのサイズのメヒカリですが、この日は大きなサイズのメヒカリが獲れたということでさばきやすかったようです。

鱗を取って頭を落とし内臓を出して洗うという工程をてきぱきとこなすお子さんを見て、「頼もしい。私も負けていられません」とお母さんは話していました。
バインミーにはベトナムには、ベトナムなます(ドチュア)を必ずはさむのが特徴です。
通常は大根ですが、県産の青パパイヤを今回は使って作りました。フランスパンにバターを塗って、ドチュアと揚げたアジを挟んでバインミーの完成です!メヒカリもからっと揚げて、ランチボックスに詰めます。

新型コロナウイルス対策で参加者ごとに黙食でしたが、「美味しい」「自分でさばいてこんなに美味しい料理が作れるんだ!」と親御さんと話す声が聞こえました。

宮崎県の海と魚を知って、見て食べよう!

講師に、南那珂農林振興局農林水産企画課の三木涼平さんを招き、宮崎の海の特色や環境、食文化について教えてもらいました。日本には、約4,600種類の魚がいて、毎年研究者が新しい魚を発見し、名付けています。その中で、宮崎県の海は魚の種類が豊富です。それは黒潮が流れているからで、さらにサイズも大きいです。今回スライドを使って実際の写真を見て実感してもらいました。宮崎の海は魚の種類が豊富な豊かな海で、魚の大きさもすごいということがわかりました。

その後は、「美味しい魚を食べてもらうために頑張る人たちの一日」を動画で視聴して、魚の流通を学びました。漁師や、漁協で働く方、仲買、魚売り場の方のリアルな声を聞き、それぞれが宮崎の魚を誇りに思っていて、その美味しさを多くの人に味わってもらいたいと思っていることを感じられました。
宮崎県の海は、魚が住みやすい環境で、その魚も美味しく、たくさんの人の手によって自信を持って食卓まで届いていることを学ぶことが出来ました。

参加児童や保護者の声(アンケートより)

⼩学5年⽣女子
「この体験を活かしてお父さんと釣りに行って釣れた時は自分でその魚をさばきたいと思いました。」
⼩学5年⽣女子
「美味しい魚が住む宮崎の海がずっときれいであってほしい。」
小学6年生女子
「命のありがたみを知れたので良かったです。またさばきたいなと思いました。」
⼩学高学年女子保護者
「子供でも器用に魚をさばいてびっくりしました。思ったより根性ありました。」
⼩学高学年女子保護者
「宮崎の魚の種類の豊富さや、魚が食卓に届くまでの講義もとても面白く聞けました。」
小学低学年保護者
「親子で参加できてとても楽しい時間を過ごせたし、魚の種類が豊富な宮崎で子供たちに海と魚についてもっともっと学んでいってほしいと思います。」





イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

 

参加人数:20人