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14名の親子が「アジ」と、「イカ」をさばいて料理!【日本さばける塾 in 山形】を開催

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、“魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取組み『日本さばける塾 in 山形』を11月21日(日)に開催し、7組14人の親子が参加しました。

2021.12.07

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、“魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取組み『日本さばける塾 in 山形』を11月21日(日)に開催し、7組14人の親子が参加しました。当日は、魚さばきの基本とされる「アジ」と、県内でも水揚げ量の多い「イカ」をさばいて調理しました。また、今山形の海で起きている事柄や今ある恵みを次世代につないでいくために必要なことを学び、食を通じて海の課題を考える時間となりました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

日程
2021年11月21日(日)10:00~14:00
開催場所
学びの里 TASSHO(旧寒河江市立田代小学校)
参加人数
親子7組14人
講師
阿部優樹
主催
海と日本プロジェクトin山形実行委員会、⽇本さばけるプロジェクト実⾏委員会
共催
⽇本財団 海と⽇本プロジェクト
協力
庄内DECクラブ(西洋割烹花月)

プロの腕に釘付け!もっと「さばく」を身近に

今回のイベント参加者の多くが、「普段あまり魚をさばかない」とお話ししていました。
今回講師の庄内DECクラブ 西洋割烹花月の阿部シェフが、アジに包丁を入れながらさばき方の講習を始めると、参加者は釘付けに。鮮やかな包丁さばきに感心するとともに、これから自分でさばくために、手順をしっかりと確認していました。
内陸側では、切り身の販売も多く、さばく前の状態をお店で見ることも少ないという参加者もいて、いよいよさばく時間が来ると、アジを目の前に緊張した表情で包丁を進めていました。

山形の水揚げNo1!地元のイカをさばく

山形の海で欠かせないのが「イカ」です。イカ釣り漁船団により水揚げされる庄内浜のイカは、地元でも親しまれ、様々な料理になり人々を楽しませてきました。ぬるぬるした表面に、参加者の中でも子どもたちは最初ちょっと怖かったようですが、一度触ってしまうと一気にその魅力に吸い込まれたようで、一生懸命、イカの皮を取り、墨袋を壊さぬよう気を付けながら調理していました。

食材から山形の海を知る 豊かな海を残すために必要なこととは。

参加者は庄内の地元野菜を使用した「アジのマリネ サラダ仕立て」と庄内の地元の味付けをした「イカとエリンギ、マイタケのソテー」の2種を食べた後、庄内DECクラブの阿部シェフから山形の海について話を聞きました。庄内DECクラブは、食文化の発信を行っていて、地元の海の食についても日々発信しています。
阿部シェフは、庄内地方の文化として、「かつては勝負事の勝敗を釣りで決めていたこともある」などと話し、海と人とのつながりを話しました。

塾の中では、講師らから、海洋環境の変化からか例年山形県で水揚げが最も多いイカの水揚げ量が減ってきている事や、海洋ごみが庄内海岸にも多く見られることが説明され、このままだと2050年に魚の量をごみの量が上回ることなどが説明されると、参加した人たちは驚いた様子で、頷きながら話を聞いていました。
食を通じて海の課題にも触れた参加者達には、「さばけるマスター認定証」が手渡され、さばける女子さばける男子として一層海への関心を高めていたようでした。

参加した子ども・保護者からの声

今回のさばける塾に参加した人からは「はじめてさばいてみて難しかったが、家でやってみたい」「大きな魚をさばいてみたい」「ごみを捨てないなど、これから海を大切にしていこうと思った」などといった声がきかれました。




イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

 

参加人数:14人