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”笑い”から海の現状を学ぶ『海の落語プロジェクト』ランニングコミュニティ「サクラダッシャーズ」とコラボ!立川志獅丸・福内櫻子・猫ひろしがラン&落語&トーク!

海の落語プロジェクト実行委員会は、3月19日(土)にランニングアドバイザーでモデルの福内櫻子さん率いるランニングチーム「Sakura Dashers(サクラダッシャーズ)」とコラボベントを開催しました。

2022.04.13

海の落語プロジェクト実行委員会は、3月19日(土)にランニングアドバイザーでモデルの福内櫻子さん率いるランニングチーム「Sakura Dashers(サクラダッシャーズ)」とコラボイベントを開催しました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

海の落語プロジェクトから、落語家・立川志獅丸と環境研究者・井手迫義和が参加。ゲストに芸人でランナーならぬ“ランニャー”の猫ひろしさんを招いて、福内櫻子さんとサクラダッシャーズの皆さんとランニングを楽しみ、その後は立川志獅丸による海落語の披露、4人による気候変動や海の温暖化についてのトークセッションを行いました。
海落語とトークセッションの様子は、アーカイブ動画としてYoutubeでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=nmmB3n-uOn0&t=1s

開催日
2022年3月19日(土)9:00~10:40
会場
Allbirds丸の内(東京都千代田丸の内3-4-1 新国際ビル1F 105区)
プログラム
ランニング(40分)
立川志獅丸「海落語」(15分)
福内櫻子さん、猫ひろしさん、立川志獅丸、井手迫義和のトークセッション(30分)
協力関係者
Sakura Dashers(サクラダッシャーズ)、猫ひろしさん

サクラダッシャーズのメンバーと皇居周辺をランニング

前日の雨と寒さにより開催が危ぶまれましたが、当日の朝は嘘のように晴れ渡り、集合場所である「オールバーズ丸の内」に参加メンバーが続々と集まってきました。9時になり、大東文化大学時代に、全日本大学女子駅伝、日本インカレ、日本学生女子ハーフマラソンなどに出場した福内櫻子さんと、福内さんがコーチを務める「サクラダッシャーズ」のメンバー、ゲストの猫ひろしさん、立川志獅丸、井手迫義和が、まずは行幸通りでストレッチ。じっくりと身体をほぐしてからランニングを開始。皇居のお堀を右手に眺めながら、日比谷通りを颯爽と走り抜けて行きます。志獅丸と井手迫は、ごみ袋を手にランニングしながらごみ拾いをするプロキング※。「サクラダッシャーズ」を運営する「オールバーズ」はサステナブルなアプローチでシューズやアパレルを販売していることから、「サクラダッシャーズ」のメンバーの皆さんは環境問題に関心を持つ人ばかり。ランニングしている時も、ごみを見つけると自発的に拾い上げ、志獅丸と井手迫が持つごみ袋に入れてくれました。
※プロキング=スウェーデン語の「plocka upp(拾う)」と英語の「Jogging(走る)」をかけ合わせた造語で、ジョギングやランニングをしながらごみを拾う新しいSDGsフィットネス。

立川志獅丸による海落語「魚藍坂44」披露

ランニングから「オールバーズ丸の内」に戻って休憩した後は、立川志獅丸による落語の披露。演目は、海洋ごみ・気候変動・海の温暖化をテーマにした「魚藍坂44」。深い海の中のアイドル人魚姫が、ライバルである乙姫と合同ライブを行う日。用意された衣装はなぜかスーパーのビニール袋やペットボトルのキャップで作られたもの。乙姫の策略を早合点した人魚姫は、ライブ会場である竜宮城へ殴り込んだものの、竜宮城の中はごみだらけ。理由を聞くと、地球温暖化によって海水の温度が上昇、それが原因で勢力の強い台風が発生し、台風の影響で大量のごみが竜宮城に流れ着いてしまったとのこと。地球の温暖化がこのまま続けば、海洋ごみは増え続け、寿司屋で人気のネタも死んでしまう。理由を知った人魚姫はライバルの乙姫に、地球温暖化を止めること、海をキレイにすることをアピールするため、新しいアイドルグループを作ろうと提案するという噺。環境問題に関心を持つ「サクラダッシャーズ」の皆さんも、海洋問題と気候変動を巧みに落語に盛り込んだ内容に感心することしきりでした。

地球温暖化・海の温暖化 クロストーク

海落語のあとは、福内櫻子さん、猫ひろしさん、立川志獅丸に加えて、海の落語プロジェクトのファシリテーターで環境研究者の井手迫義和の4名による、地球温暖化と海の温暖化をテーマにしたクロストーク。地球温暖化による気候変動で、マラソンを始めとした夏季オリンピック競技の開催が危ぶまれていること、東京を例に上げて、30度を超える気温の日が1980年代は年間38日だったのに対し、2010年代には58日に増えていることなどを、データを示しながら井手迫より説明。ランニングに関わっている福内櫻子さんと猫ひろしさんは、このままでは夏に走ることができなくなってしまうと危惧していました。更に、地球の温暖化は海の温暖化も招き、北極圏のグリーンランドの氷がどんどん溶けていること、海水の温度が上がっていることで魚が生存しにくくなっていることなども説明。「サクラダッシャーズ」ではランニングと地球温暖化は密接につながっていることを発信し、普段の生活の中で二酸化炭素を出さないライフスタイルを目指していることが語られました。

海の落語プロジェクトとは
日本財団「海と日本プロジェクト」の一環。海の問題を難しく考えたり、押し付けたりするのではなく、①日本の伝統文化である落語の“笑い”を通じて海の現状を面白く伝え、興味を持ってもらう/②“環境の専門家”によるトークで、楽しく分かりやすく伝えていく。そうすることで、多くの人に海の問題を知ってもらい、“自分ごと”としてとらえてもらう事を目的とするプロジェクトです。
さらにSDGs「14.海の豊かさを守ろう」にあたる「海の温暖化や酸性雨」「海洋ごみの問題」「漁業資源の問題」などをテーマにした落語を用意しているので、学校やイベントでのSDGs学習に活用していただくことが可能です。
https://umirakugo.uminohi.jp/

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています