一般社団法人海と日本プロジェクトin長野は、「長野の美容文化の発展」「長野県の観光業のPR」「人と街の美」などを目的にナガノコレクション実行委員会と連携し、5月5日（祝・金）にナガノコレクション2023を開催しました。

長野県最大級の着物ヘアファッションショーとして、美容師250人、モデル80人が参加し、善光寺門前を華やかに彩りました。「人と街とその先の海をキレイに」を共通テーマに長野県の美容業界と年間を通じて行う活動の一環として開催。ヘアアレンジの場面では、通常捨ててしまうペットボトルやアルミチューブなどをもとに美容師が加工しヘアアクセサリーを制作。ごみの削減と資源の有効活用をアピール。また、イベント前には参加した約60店舗の美容室が店舗周辺の清掃活動を行うなど、街ごみから海洋ごみを減らす活動も行いました。

このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。

ナガノコレクション2023
日程
2023年5月5日(金・祝)
開催場所
長野市中心市街地（権堂アーケード、中央通り、セントラルスクゥエア）
参加人数
3000人
協力団体
長野市、長野理容美容専門学校

美容師がごみ削減と資源活用をヘアアクセサリーでアピール

 毎年注目が集まる美容師がオリジナルで制作するヘアアクセサリー。今年は、ごみ削減と資源の活用を啓発しようとリユース・リデュース・リサイクルをテーマとしたアクセサリーや衣装を制作。モデルたちはプラスチックのチューブや新聞紙、ペットボトルなどを加工したヘアアクセサリーをつけて登場。大勢の観客にアピールしました。トイレットペーパーやペットボトルを加工したものや、空き缶のプルタブを活用したネックレス、ヘアアクセサリーなど、美容師ならではのアイディアとデザインで、ごみがアートに大変身しました。

美容業界が取り組む海洋ごみ削減へのアクション

イベントに参加した長野県内の美容室60店舗は当日までに店舗周辺清掃活動を実施。また、ステージイベント終了後は、美容師、モデル、一般の観客とともに長野市中心市街地を清掃。海洋ごみのおよそ8割は内陸部から流出してることから、街ごみを減らすことでその先の海をキレイにしようというアクションを興しました。

参加したスタッフ・モデル・観客からの声

・通常、捨ててしまうペットボトルやアルミチューブをヘアアクセサリーに加工。海洋ごみ問題を考えるきっかけとなった。
・昨年に引き続き、廃棄物のアクセサリー作りに取り組んだが、どの美容師の作品も昨年よりもクオリティが上がっており、1日のイベントでの披露だけではもったいないと感じた。
・リサイクル品をヘアアクセサリーにしてしまう美容師さんの技術に驚いた。海洋ごみ対策を啓発するよい取り組みだったと思う。
・とてもキレイで華やかなイベントだった。環境問題を考える取り組みも今の時代に合っていると思う。

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数：3,000人