うんこ先生も登場!講義と調査で総合学習 うんこドリル拾い箱も活用「海洋ごみ出前授業」を開催しました!
一般社団法人 海と日本プロジェクトin長野は、長野市との共催事業として、2024年10月28日(月)長野市立共和小学校にて、海洋ごみ問題の出前授業を開催。今世界中で大きな課題となっている海洋ごみ問題。川や海に流出したごみが生態系や環境に悪影響を与えている現状をふまえ、前半は講義、後半はごみ拾い調査を行い、総合的な学習を実施。スペシャルゲストとして、うんこドリルのうんこ先生が登場上流県長野から海ごみゼロを目指すための意見を出し合いました。
2024.11.05
一般社団法人 海と日本プロジェクトin長野は、長野市との共催事業として、10月28日(月)に長野市立共和小学校にて、海洋ごみ問題の出前授業を開催しました。今世界中で大きな課題となっている海洋ごみ問題。川や海に流出したごみが生態系や環境に悪影響を与えている現状をふまえ、前半は講義、後半はごみ拾い調査を行い、総合的な学習を実施。スペシャルゲストとして、うんこドリルのうんこ先生が登場上流県長野から海ごみゼロを目指すための意見を出し合いました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
うんこドリル 海洋ごみ出前授業
日程
2024年10月28日(月)10:30~12:00
開催場所
長野市立共和小学校 (長野市篠ノ井小松原600)
参加児童
50名
主催
長野市、一般社団法人 海と日本プロジェクトin長野
「うんこドリル」で学ぶ海洋ごみ問題
長野市立共和小学校の5年生約50人が人気教材「うんこドリル」とコラボレーションした海洋ごみ学習教材を使用した特別な授業に参加。授業は、うんこ先生と一緒に解く海洋ごみクイズで進みました。最初の問題では、海のイラストの中から、ごみで困っている生き物や人を6カ所見つけるというものでした。子どもたちは、「魚がビニール袋を食べそう」「網に絡まった生き物がいる」などと次々と発見し、海洋ごみが引き起こす問題に気づいていきました。次の問題では、海のごみで最も多いものを選択する問題に挑戦しました。全員がプラスチックを選択し正解。海のごみのうち約7割がプラスチックで、特にペットボトルが多いという解説に、子どもたちは驚きの声を上げました。最後の問題では、ペットボトルが自然に分解されるまでの年数を当てる問題に取り組みました。正解の400年が発表されると、教室中がどよめきに包まれました。プラスチックの便利さと同時に、自然界での分解の難しさや、マイクロプラスチック問題についても学びました。
内陸県・長野と海洋ごみの意外な関係
授業の後半では、子どもたちは学校周辺でのごみ拾い活動に挑戦しました。5〜6人のグループに分かれ、20分間のごみ拾いを行いました。この活動は、座学で学んだ知識を実践に移し、身近な環境問題を直接体験するのが狙いです。ごみ拾い活動後、子どもたちは拾ったごみの種類や量について話し合いました。「どんな種類のごみが多かったですか?」「どこからごみがやってきたと思いますか?」という問いかけに、子どもたちは真剣に考え、活発に意見を交換しました。多くのグループが、プラスチック製品が多かったことを報告しました。講師からは「海のごみを減らすためには、一人ひとりができることを考えて、実行することが大事です。身の回りのことから始めましょう。」というメッセージが伝えられ、子どもたちは強く頷きました。授業の最後に、子どもたちは自分たちにできることを考え、発表しました。「プラスチック製品の使用を減らす」「ごみの分別をしっかりする」「家族や友達にも海洋ごみの問題を伝える」など、具体的な行動目標を立てる子どもたちの姿が見られました。
うんこ先生の拾い箱と継続的な取り組み
ごみ拾い活動後、児童たちは玄関前に設置された「うんこ先生の拾い箱」にごみを入れて分別しました。この拾い箱は、海と日本プロジェクトin長野が作成したごみ拾い専用のごみ箱です。デザインにはうんこ先生のキャラクターが使用され、子どもたちの興味を引きつけるとともに、ごみ拾いや分別の重要性を楽しく学べるよう工夫されています。小学校では、この取り組みを一過性のものとせず、環境美化に継続的に努めるため、うんこ先生の拾い箱をしばらく設置することになりました。今回は、海と日本プロジェクトin長野と長野市の共催事業として開催されました。海洋ごみ問題は一朝一夕には解決できませんが、こうした教育活動を通じて、次世代を担う子どもたちが環境問題に対する理解と行動力を身につけていくことは、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:50人