低利用魚や未利用魚について学ぼう! 「みんなと考えて取り組みたい 青森と日本の海 青森版」を開催しました!
一般社団法人海と日本プロジェクトin青森県は、2024年9月9日(月)10日(火)11日(水)13日(金)にくら寿司株式会社と共同で青森県内の小学校を対象とした出張授業「みんなと考えて取り組みたい 青森と日本の海 青森版」を開催いたしました。
2024.10.15
一般社団法人海と日本プロジェクトin青森県は、2024年9月9日(月)10日(火)11日(水)13日(金)にくら寿司株式会社と共同で青森県内の小学校を対象とした出張授業「みんなと考えて取り組みたい 青森と日本の海 青森版」を開催いたしました。
この取り組みは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
日時 | 2024年9月9日(月)10:20~12:00(八戸市立新井田小学校)
2024年9月10日(火)10:25~12:00(弘前市立青柳小学校) 2024年9月11日(水)10:35~12:10(青森市立三内小学校) 2024年9月13日(金)10:25~12:00(十和田市立北園小学校) |
場所 | 八戸市立新井田小学校体育館(青森県八戸市新井田字館平20)
弘前市立青柳小学校(青森県弘前市悪戸字村元7-2) 青森市立三内小学校(青森県青森市里見1丁目9-1) 十和田市立北園小学校(青森県十和田市西十一番町50-18) |
参加者 | 八戸市立新井田小学校6年生89名
弘前市立青柳小学校3~6年生26名 青森市立三内小学校6年生52名 十和田市立北園小学校4年生84名 |
青森の海を学習する動画教材製作に向けて
青森県は、三方を海に囲まれていますが、県土が広大なため沿岸の地域と内陸の地域で海への親しみに差があると言われております。海と日本プロジェクトin青森県では、25年の3月の活用に向けて、青森県の海洋に特化した動画教材を製作しています。出張授業は動画教材製作の一環として実施し、授業の様子やフィードバックをもとに動画教材へ盛り込みます。
今回は、子ども達になじみのある「寿司」という身近な食文化をきっかけに、青森の海、自然環境、食品ロス、魚の多様性と低利用魚の存在など、海と日本と自分たちの生活を関連付けて学んでもらうことを目的に、食品ロス対策や低利用魚の商品化など先進的な取り組みをしており、全国各地で出張授業を実施しているくら寿司株式会社と共同で出張授業を開催いたしました。
出張授業を実施した小学校は、青森県の津軽地方と南部地方という文化が異なる地区から2校ずつ、その2校も沿岸部の小学校と内陸部の小学校に分けて、県内の様々な地域の子ども達の反応を見られるように選定しました。
このお魚知ってる!
どの学校の子ども達にも共通していたことは、お寿司が好きだということです。
お寿司の話題になると全員が興味津々。授業の中では精巧な魚の模型を使用して一般に流通している魚と使用されにくい魚を予想する場面で、魚の大きさや重さに驚いたりと非常に盛り上がりました。
また、青森県内の漁師さんへのインタビュー映像では、昔は捕れた魚が捕れなくなっている問題や、漁師の後継者不足、海洋ごみ問題などについても学びました。
授業を通して、子どもたちからは「青森の海を綺麗にしたい」「低利用魚などを食べてみたい」「青森の海に興味を持った」などの声が上がり、海の現状を真剣に受け止め海への関心が大きくなった様子が見られました。
この授業によって得ることができた子ども達の反応などを踏まえ、青森県内全域で使用可能な動画教材の製作を目標としています。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:251人