山と海から考える海洋ごみ問題 山と海の小学校を結ぶ「体験授業」を開催!
福丼県プロジェクト実行委員会は、今年度、海の近くの学校と山の学校でそれぞれ勉強会を実施し、オンラインでお互いに勉強の成果を発表する『山と海の小学校を結ぶ「体験授業」』を開催。5月11日・12日に山の小学校の体験授業を勝山市立成器南小学校で実施しました。
2022.06.21
福丼県プロジェクト実行委員会は、今年度、海の近くの学校と山の学校でそれぞれ勉強会を実施し、オンラインでお互いに勉強の成果を発表する『山と海の小学校を結ぶ「体験授業」』を開催します。5月11日・12日に山の小学校の体験授業を勝山市立成器南小学校で実施しました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
山と海から考える海洋ごみ問題 山と海の小学校を結ぶ「体験授業」
開催日時
5月11日(水)11:20~12:05 座学
5月12日(木)13:00~1510 ごみ回収・調査
開催場所
5月11日(水) 勝山市立成器南小学校体育館
5月12日(木) 勝山市・弁天緑地公園グラウンド
参加人数
52人
協力団体
エコプラザさばえ
山を守ることが海を守ることにつながる
講師は森の植樹活動に取り組むNPO法人「エコプラザさばえ」の畑中雅博氏。11日は、山を守ることが海の生態系維持に繋がっているという内容の授業。山に木が増えると腐葉土が生まれ、雨を通して腐葉土中の微生物が川、海へ流れ、魚たちの食料になっているというメカニズムです。また海のマイクロプラスチック問題を取り上げ、川からごみを出さないことが海洋ごみ削減につながるという説明がされました。児童たちは熱心にメモを取りながら畑中講師の話に聞き入っていました。
みんなで海洋ごみ調査!
12日は、勝山市・弁天緑地公園グラウンドで燃えるごみ・燃えないごみを仕分けしながらごみ回収(ごみ拾い)を実施しました。どんなごみがあるのかしっかり確認しながらごみ拾いをしていきました。
集めたごみはどんなごみ?
ごみを集めた後は、全員でどんなごみを拾ったか復習しました。児童からは「バーベキューのごみが多かった」「想像よりもごみが多くて驚いた」「プラスチックのごみが多かった」という声があがりました。講師の畑中氏からは、ビールの空き缶など子供が捨てないごみが多いことが伝えられ、「子供より大人がごみを捨てていく。大人になってからもポイ捨てをしないように今の気持ちを覚えておいてください。」というメッセージをいただきました。自分たちの地域にある河川でごみ拾いをしたことで、ごみをポイ捨てしないこと・出さないことを感じ、山から海へつながる環境への理解がより一層深まった様子でした。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:52人