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若狭湾の恵みと先人の知恵で生まれた「海の発酵食」を大調査!【御食国若狭 海の発酵調査隊】を開催しました!

海と日本プロジェクトin福井県実行委員会は、2022年7月8日(金)、7月12日(火)、美浜東小学校6年生を対象に、海の学習や体験を通じ、こどもの自主性・社会性を育み、こどもの目線で発見した魅力や役割を発信することを目的としたイベント「御食国若狭 海の発酵調査隊」を開催いたしました。

2022.08.02

海と日本プロジェクトin福井県実行委員会は、2022年7月8日(金)、7月12日(火)、美浜東小学校6年生を対象に、海の学習や体験を通じ、こどもの自主性・社会性を育み、こどもの目線で発見した魅力や役割を発信することを目的としたイベント「御食国若狭 海の発酵調査隊」を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
福井県小浜市、美浜町を舞台に「御食国若狭」と「海の発酵」を調査するイベント
日程
2022年7月8日(金)9:30~15:00、7月12日(火)9:15~15:40
開催場所
福井県小浜市、美浜町
参加人数
美浜東小学校6年生20名
協力団体
美浜町産業振興課、御食国若狭おばま食文化館、福井県漁業協同組合連合会、福井県立若狭高校、美浜へしこ組合、美浜町女将の会、株式会社千鳥苑

「美浜のへしこ」を生んだ海の発酵・糠漬けのしくみと歴史を学ぶ へしこ蔵を調査

鎌倉時代からの歴史があり、地域団体商標にも登録された、越前がにとならぶ福井の宝「美浜町のへしこ」。日向(ひるが)湖沿いの美しい漁村集落でサバのへしこづくりに勤しんでいる女将からへしこの歴史や製法を学び、樽小屋を見学しました。
教えてくれたのは、女将の会 代表 加藤美樹子さんと、発酵食品ソムリエ・へしこ料理研究家 伊達美鈴さん。魚を塩と糠(ぬか)で漬けこんで作る「へしこ」。日向では、昔ながらの製法にこだわり、本物のへしこ造りを続けています。日本海に面した美浜町は漁業は盛んですが、冬は厳しく、荒波の日は漁に出ることができませんでした。そんな冬の貴重なたんぱく源として生まれたのが、「美浜のへしこ」。子どもたちはそのルーツと役割りを知り、海の発酵食の大切さを学びました。最後に日向へしこの入ったおにぎりをみんなで美味しくいただきました。

急増するサワラのへしこ調理実習

美浜町は「へしこの町」と呼ばれています。その原材料はさば。海の環境の変化などにより、昔のように獲れなくなっています。その一方で、暖かい海を好むサワラは、約20年前から県内で漁獲量が急増。福井県の水揚げ量は全国一位になっています。ですが、県内ではサワラを食べる習慣がないため、たくさん獲れるようになった現在も、県内ではあまり消費されていません。そこで、美浜町に伝わる「海の発酵食文化のへしこ」を活用して、サワラを調理してみんなで食べました。この秋、学びの成果を反映した「サワラのへしこ」の商品化・販売を予定。子どもたちが考えたタイトルやイラストをパッケージ化、美浜町のへしこ文化や、美しい海を全国に発信していきます。

美浜町役場で子どもたちによる学びの発表会

2日間にわたり、小浜市と美浜町の海を調査した子どもたち。若狭のきれいで、元気な海を未来に残していくためにはどうしたらいいかを、みんなで考えました。その成果をまとめ、美浜町長をお招きし発表、意見交換をしました。「海と日本プロジェクト」の5つのアクション「海を学ぼう」「海をキレイにしよう」「海を味わおう」「海を体験しよう」「海を表現しよう」にとどまらず、子どもたちの柔軟な発想からの様々な発案が生まれました。最後に、2日間の学びをきっかけにこれからも、若狭のきれいな海を守り、伝えていけるよう取り組んでいくことをみんなで誓い合いました。

参加した子どもたちからの声

・昔は山口県にサワラがいっぱいいたけれど、海水温の上昇で海が熱くなって福井県に移動してきたのを知ってびっくりした。
・海ごみが増えていくと魚がいなくなり、人間にも影響があるかもしれない。ポイ捨てをしないように気をつけたり、呼びかけたりしていきたい。
・今回学んだことをいろんな人に知ってもらえるようにみんなに伝えていきたいと思った。

 
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:20人