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【砂の国とっとり学ぼう!海の生態系】魚になった児童たちが「海の危機を訴える!」半年間の学びの成果を学習発表会で発表しました!

一般社団法人 海と日本プロジェクトinとっとりは、鳥取市立明徳小学校と共同で砂と海の生き物の関係性についての学習を進めてきました。その学びの集大成として、5年生の児童たちが学習発表会で「鳥取の海の豊かさ」や美しい海を守るために自分たちに何が出来るかを、演劇や歌を通じて発表しました。

2024.11.19

一般社団法人 海と日本プロジェクトinとっとりは、鳥取市立明徳小学校と共同で砂と海の生き物の関係性についての学習を進めてきました。その学びの集大成として、5年生の児童たちが学習発表会で「鳥取の海の豊かさ」や美しい海を守るために自分たちに何が出来るかを、演劇や歌を通じて発表しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

日程
2024年11月9日(土)9:00~11:30
開催場所
鳥取市立明徳小学校体育館
参加人数
(発表者)5年生の児童28人
(観覧)  地域住民・保護者など約150人
 ゲスト
体験学習で講師を務めた3名
鳥取県漁業協同組合 古田晋平さん、鳥取環境大学 太田太郎准教授、砂の美術館 石飛健一さん

はじめに

鳥取県は東西約120kmにわたり海岸線に面していて、そのうち約2/3が鳥取砂丘を含む砂浜で構成されています。一見、不毛の地のように見える砂丘ですが、実は砂と海の生態系はとても深い関係があります。

鳥取市立明徳小学校では今年度、5年生の総合的な学習で「砂が育む海の生態系」をテーマとして学習を進めてきました。

6月には、夏泊漁港(鳥取市青谷町)で定置網漁の水揚げを見学し岩礁域で獲れる魚の種類や特徴について学びました。また、岩戸漁港(鳥取市福部町)では、ネットを使って海の生き物や植物の採取に挑戦!カレイやイカ…そしてそれらの生き物が食べる小さなエビも見つけ、砂が育む海の生態系について学びを深めました。

さらに、7月には、砂の美術館で「海の生態系」を表現する砂像づくりに挑戦。砂の美術館の職員に指導してもらいながら、それぞれが感じた「鳥取の海」を砂で表現しました。

▼イベントの様子
6月開催:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002671.000077920.html
7月開催:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002731.000077920.html

鳥取の海は魚がいっぱい!でも…海岸にはごみもたくさん

これまで、半年にわたって鳥取の海について学んできた明徳小学校5年生の児童たち。学習発表会では、劇と歌唱で、鳥取の海の魅力と豊かな海を守るために自分たちに何が出来るかを考えて発表しました。まず劇では、児童たちはハマチやハタハタ、トビウオなど鳥取の海で獲れる魚に扮して、鳥取の海では豊かな水産資源があり、きれいな海が広がっていると魅力を伝えました。その一方で、藻場の減少、地球温暖化であったり、海洋ごみの問題によって住みにくい環境となってしまっている現状を伝えていました。

「きれいな海を守るため…」自分たちに出来る事は?児童たちの出した答えを発表

後半では、鳥取の海を守るため児童たちに何が出来るかを考え発表しました。まずは、海洋ごみを減らすために、街のごみを減らすことを訴えました。また、鳥取県では、2017年に一人当たりのごみの排出量が全国で最も多かったことを説明したうえで、リデュース・リサイクル・リユースを行うことでごみを減らしていくことが大切だと呼びかけていました。

半年に渡る学習の中で、街のごみが川を伝って海へ流れ出ている現状を学び、自分たちが出来る事として、学校周辺のごみを拾う活動を始めたことを報告しました。また、鳥取の海の現状や海を守るための取り組みを発信し広めていくことが大切で、啓発のポスターを作ったほか今後はイベントを開くなどして地域に鳥取の海の魅力や海洋ごみの現状を伝えていきたいと決意を述べました。そしてフィナーレでは、「この星に生まれて」を全員で合唱し、地球を愛する気持ちや、夢をもって前向きに生きていこうというメッセージを観客へ届けました。

参加した子ども・講師の声

(児童)

「練習の成果が十分に出せたと思う。海を守りたいという思いを見ている人たちに伝えられたと思います。」

「海と日本プロジェクトで学んだことを発表したことで、これで海について少しでも考えてくれる人が増えたらいいなと思いました。」

「魚を中心に乱獲や温暖化が進んでいることなど学んだことを出し切れた。鳥取の砂地が海の生き物を守っているので、きれいな海岸を守っていかないといけないと思いました。」

(発表を聞いた講師・鳥取県漁業協同組合古田晋平さん)

「明徳小学校は街中にあって海から距離がかなり離れているので、(体験学習を始める前は)子どもたちがどうやって(海のことを)受け止めてくれるのだろうと思っていましたが、直接海に出て行ったり色々な学習をしたりして海の環境に思いを馳せて、地球温暖化や海の生き物の乱獲、海洋ごみ問題など多岐にわたって海洋問題について考えていたと分かって驚きました。また、ご両親やご兄弟にも分かりやすくまとめて発表してくれていたのですごくうれしかったです。」

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:178人