山口県の誇る高級魚アマダイを通して海の未来を考える「アマダイを調べ隊」未来の海を守るための提言
一般社団法人海と日本プロジェクトinやまぐちは、7月6日(土)と8月5日(月)、県内の小学5・6年生24人による体験学習イベント「アマダイを調べ隊」を開催。山口県が日本一の漁獲量を誇る高級魚アマダイをテーマに、様々な体験を通じてその生態や漁獲方法、食文化、そして資源回復の研究開発等を学びました。
2024.08.30
一般社団法人海と日本プロジェクトinやまぐちは、7月6日(土)と8月5日(月)、県内の小学5・6年生24人による体験学習イベント「アマダイを調べ隊」を開催しました。山口県が日本一の漁獲量(※)を誇る高級魚アマダイをテーマに、様々な体験を通じてその生態や漁獲方法、食文化、そして資源回復の研究開発等を学びました。
※2022年の国の統計調査より
DAY1(7/6)の様子はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002727.000077920.html
DAY2(8/5)の様子はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002805.000077920.html
隊員たちは体験の成果をまとめ、2024年8月26日(月)に代表児童4名が山口県庁を訪れ村岡嗣政知事に未来の海を守ることを提言しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
公式サイト・URL:https://yamaguchi.uminohi.jp/
開催概要
山口県知事へ「アマダイを調べ隊」の活動報告および提言
日程
2024年8月26日(月) 10:00~10:30
開催場所
山口県庁3階 知事応接室(山口県山口市滝町1番1号)
参加人数
「アマダイを調べ隊」(山口県内の小学5・6年生24人)の代表4名
[同席者] 海と日本プロジェクトinやまぐち推進大使 畑中里咲(山口放送アナウンサー)
協力団体
山口県、山口県漁業協同組合、山口県栽培漁業公社、萩ジオパーク、山口県立萩博物館、読売新聞西部本社、ライフスタイル協同組合
「アマダイを調べ隊」ではいろいろなことを見て聞いて体験しました!
8月26日(月)、日本財団が推進する「海と日本プロジェクトinやまぐち」推進大使の畑中里咲アナウンサーと共に山口県庁を訪れたのは、7月と8月に県内の小学5・6年生が萩市と長門市で学んだ「アマダイを調べ隊」の代表児童4名です。村岡知事を前に少し緊張しながらも、しっかりと一人ひとりが自己紹介をしたのち、2日間の活動内容を写真パネルと共に説明しました。そして、これからも、「調べ隊で学んだ海の豊かさについて、多くの人に発信し、多くの人に海を守る気持ちを高めてもらえるように取り組みを考えていきたい」という決意を聞いた村岡知事は、「実際に現地に行って話を聞いたり、体験したりいろいろなことを学んだと思います。山口県は三方が海で水産資源も多い。これからもアマダイを盛り上げていきたいと思います」と感想を述べられました。
村岡知事には、山口県のアマダイの凄さをもっと自慢してほしいです!
2日間のイベントが終わったのち、隊員たちは体験を通して感じたこと、考えたことをウエブサイト上で共有し、意見交換を行いました。そして、その意見をもとに「アマダイを調べ隊」としての提言をまとめました。その提言を読み上げ、村岡知事に手渡しました。隊員たちは体験を通して「もっとたくさんの人にアマダイのおいしさを知ってもらいたい」「藻の減少や海水温の上昇でアマダイのすむ海が荒れていくのではないか」などと感じていました。そこで村岡知事に対して、山口県のアマダイの凄さをもっと自慢してほしい、そしてこれからも素晴らしい海を未来につなげていただけるように、とお願いしました。提言を受け取った村岡知事からは「山口の魚もしっかりPRしていきたい。また環境保全もしていき、おいしい魚をいつまでも食べられるようにしていきたい」とお答えいただきました。
「アマダイを調べ隊」を代表して大役を果たした隊員代表たち、提言を渡した後は知事との懇談を行いました。知事からの「調べ隊の活動で印象に残ったことは?」の質問には、「漁船に乗って漁場を見たこと」「レンコダイの干物を作った時、最初は気持ち悪かったけど、だんだん楽しくなった」「干物づくりでフレッシュ母ちゃん(県漁協高山支店江崎支所)の手助けがあってうまくできたこと」「環境について初めて考えて、私たちの住んでいる場所でのことが海にも影響を及ぼすことを知ったこと」などと答えていました。このころには緊張も解け、少しホッとした様子で知事との会話を楽しんでいたように見えました。
「アマダイを調べ隊」は今後、2日間の体験をもとに、各自が考案したオリジナルコラボ食品のアイディアを集約し、商品開発に生かしていきます。また、学びの成果は、新聞のパノラマ版特別号を3万部作成し、山口県内の全小学5・6年生、水族館や博物館などの学習施設、行政関係に配布する予定です。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:5人