子どもたちとともに 山口の美しい海を守ろう! 「『拾い箱』と『課長 島耕作』」を開催しました!
一般社団法人 山口・海ごみゼロ維新プロジェクトは、2023年9月27日(水)に長門市の二位ノ浜海水浴場で、誰でも海岸のごみを拾って入れることができる「拾い箱」のお披露目とビーチクリーン活動を、長門市の皆さまとともに開催いたしました。
2023.10.16
「一般社団法人 山口・海ごみゼロ維新プロジェクト」は、2023年9月27日(水)に長門市の二位ノ浜海水浴場で、誰でも海岸のごみを拾って入れることができる「拾い箱」のお披露目とビーチクリーン活動を、長門市の皆さまとともに開催いたしました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催したものです。
開催概要
市の海岸線一帯が国定公園に指定されている長門市で、日本海の美しい海を守ってもらうために、誰でも海岸のごみを拾って入れることができる「拾い箱」を設置。山口・海ごみゼロ維新プロジェクトの今年のキャンペーンキャラクター「島耕作」とともに、海水浴場を訪れるレジャー客や地元の人たちに環境の保全をアピールする。併せて市内の園児や保護者、長門市の職員らが海水浴場の清掃活動をし、環境の美化意識を共有、醸成した。
日程
2023年9月27日(水)10:00~11:00
開催場所
山口県長門市・二位ノ浜海水浴場
参加人数
約60人
協力団体
長門市役所
三方を海に囲まれている山口県で、初めて日本海側に「拾い箱」を設置
「山口・海ごみゼロ維新プロジェクト」では2021年から、県内に「拾い箱」を設置する活動をしています。これまでに瀬戸内海側の防府市と宇部市の海岸に設置してきましたが、今回初めて日本海側に設置することになりました。除幕式には、海水浴場近くの日置(へき)保育園の園児や保護者、また長門市の職員や一般の方々が出席しました。江原達也長門市長が挨拶に立ち、子どもたちに向けて「このきれいな海を守っていきましょう。皆さんも協力してくださいね」と呼びかけました。
除幕された「拾い箱」は、かつて捕鯨が盛んで「クジラの墓」も残っている長門市ゆかりのクジラや、123基の赤い鳥居が連なる観光スポット「元乃隅(もとのすみ)神社」などがデザインされています。さらに今年のプロジェクトのキャンペーンキャラクターである、山口県出身の漫画家・弘兼憲史さんによる「島耕作」も登場し、「一緒に海のごみを減らそう」と呼びかけています。島耕作は啓発用の立て看板やのぼり旗にもデザインされ、特に漫画になじんできた大人へのアピールに一役買っています。
出席者には、「拾い箱」についてまとめたパンフレットも配布しました。
美しい日本海の景観を保全!保育園児と大人が一緒にビーチクリーン
「拾い箱」のお披露目のあと、参加者全員が砂浜に出て、漂着ごみを拾って回りました。園児も配布された青い軍手を着用し、トングを手に砂浜の上を歩きました。
日本海の水平線を臨む二位ノ浜海水浴場は、集落から離れた位置にあり、美しい景観を誇る一方で漂着ごみも多く見られます。流れ着いた発泡スチロールやビニールひもがあちこちで見つかり、回収されていきました。園児がロープを見つけ、保護者と一緒に引き抜こうとしましたが、深く砂に埋もれてしまって抜くことができなかった一幕もありました。このようにごみを放置しておくと、撤去するためにより大変になるということを感じた様子でした。
天候がよかったため海岸の気温も上がり、帽子をかぶった園児は汗をかきながらの清掃活動となりましたが、拾ったごみでいっぱいになったごみ袋を見て、達成感も覚えているようでした。
ビーチクリーンのあとは、参加者みんなで記念写真に納まりました。
集まったごみを見た参加者は、改めて継続的な活動の必要性を認識していました。
参加した子ども・保護者からの声
【保育園児】
・「ごみがいっぱいあった」
・「ごみ拾いは楽しかった」
・「こんなに大きい木(流木)があった」
・「トングでごみが拾えた」
【保護者】
・「子どもと一緒にこうした活動ができてよかった」
・「ごみ拾いはなかなかきりがない」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:60人