夜の水族館で地域を超え海洋ごみ問題解決に向けて“海ごみゼロ!”について考える 海ごみゼロ!ナイトアクアリウムを開催しました!
CHANGE FOR THE BLUE鹿児島実行委員会は、2021年度より地域を超えた海洋ごみ問題解決に向けた取り組み「薩長海ごみゼロ同盟」で連携し、 “海ごみゼロ”に向けたシンポジウムを、11月26日(土)に「海ごみゼロ!ナイトアクアリウム」を開催いたしました。
2022.12.16
CHANGE FOR THE BLUE鹿児島実行委員会は、2021年度より地域を超えた海洋ごみ問題解決に向けた取り組み「薩長海ごみゼロ同盟」で連携し、 “海ごみゼロ”に向けたシンポジウムを、11月26日(土)に「海ごみゼロ!ナイトアクアリウム」を開催いたしました。今回は鹿児島県の他、山口県、今年度は、佐賀県も加わり、地域を超えた開催となりました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
開催概要
夜の水族館で海洋ごみについて考えるシンポジウムイベント
日程
2022年11月26日
開催場所
いおワールドかごしま水族館
参加人数
60名
協力団体
鹿児島市・色響・海ごみゼロ維新プロジェクト実行委員会・佐賀県唐津市役所・いおワールドかごしま水族館
いるかと学ぶ!「海洋ごみの現状」
海ごみゼロ!ナイトアクアリウム開幕前のプレイベントとして、イルカショーを通して、生き物への海洋ごみの影響について学んでもらいました。まずは、いるかたちによるパフォーマンスを楽しんでもらい、会場のフロントモニターを使って、海洋環境の現状についての水族館の学習、海洋ごみの誤飲誤食、内視鏡でみた、いるかのおなかの中の様子など、鹿児島の身近で起きている問題について考えてもらいました。
海ごみゼロ!トークセッションスタート
海ごみゼロ!のトークセッションは、「音を色で奏でよう、色で音を感じよう」をコンセプトとした、環境アート団体「色響」による、オープニングアクトから始まりました。鹿児島の推進リーダー柴さとみの進行で、鹿児島県からは、海洋ごみの専門家・鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンター・センター長藤枝特任教授、与論島から拾い箱発起人の池田龍介さん、山口県から山口県密着YouTuberでタレントのメガネ山口。さん、佐賀県唐津市役所の楢﨑さんの5名でトークセッションが行われました。トークセッションでは、拾い箱の第一人者である池田さんによる講演や、山口県密着YouTuberメガネ山口。さんから、拾い箱出前授業や設置後の変化について、そして今年度より、新たに加わった佐賀県の唐津市役所の楢﨑さんより、拾い箱を設置するまでの道のり、各県に設置された「拾い箱」の様子についてお話いただきました。地域によって違った課題など、メモをとる方など、参加者たちは真剣に聞いている様子でした。
環境アート団体「色響」によるフィナーレ
『チェスト!FOR THE BLUE かごしま海ごみ探検隊』として、海ごみゼロに取組んでいる環境アート団体「色響」。色響は海岸に流れ着いたプラスチックなどの漂着物をきれいに洗ってリサイクルし、楽器やアート作品を作り出しています。今回、「海からの便り」と題して色響が制作したディスプレイの展示を行い、色響オリジナルストーリーの絵本「海からのメッセージ」に合わせて作った音楽を手作り楽器と共に、演奏してもらいました。海が身近である鹿児島の子どもたち「大切な海を守りたい」そんな願いを込めて、このままでは、「海の環境が危ないということ」を知ってもらうきっかけになったと思います。
県内外で広がる「拾い箱」の課題
CHANGE FOR THE BLUE鹿児島実行委員会で管理する拾い箱は、鹿児島市の磯海水浴場をはじめ、県内計7箇所。県内外で広がる拾い箱は、設置から数年たった今、処理にお金がかかる不法投棄や、観光地ならではのごみの投下など、各地域でさまざまな問題が出てきています。陸のごみだけでなく、海の中にあるごみは、誰かが拾わなければ溜まっていく一方。 “海ごみゼロ!” 海洋ごみ問題解決に向けて、地域を超え、薩長海ごみゼロ同盟の活動はこれからも続きます。今回のイベントの様子は、来年1月より、MBCチャンネルYouTubeにて配信予定です。
参加者たちの声
参加した女性
「オープニングから、エンディングまで、すごく楽しく学ばせていただきました。こういったイベントが増えるとすごくいい」
参加した女性
「普段学べないことを学ぶことができました。もともと海洋ごみについて関心があったので、すごくいいイベントだと思いました」
参加した夫婦
「今回学んだことをしっかりと、私たちが周りの方へPRしていかなければと思いました」
参加した親子
「大人がやることも大事だが、これからを担うのは若い世代。子供たちにしっかりと継承し、背中を押せたらと思う」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:60人