LOVE OUR BAY! 海ごみゼロ! プロジェクト（一般社団法人 SAVE OUR BEAUTIFUL OCEAN）は、千葉県内を中心とした小学校・中学校・高校の合計178校に海洋ごみ問題を取り上げたミニラジオ番組を収録したCDを配布し、給食やお昼の校内放送として展開してる「スクラジ」で環境教育を実施しました。

この展開は、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で実施したものです。

タイトル
「スクラジ LOVE OUR BAY エディション」
開催日時
2023年10月16日（月）～11月30日（木）
参加校
千葉県内を中心に小学校88校、中学校52校、高校34校、その他4校の合計178校

海洋ごみ問題をDJによるラジオ番組形式でコンテンツ化

この「スクラジ」は、コロナ禍で黙食となった学校の給食時間を、少しでも楽しい時間に変えていこうと、BAYFMが2021年から始めた「校内放送用のコンテンツ配布」で今回が第８弾。これまでもBAYFMの様々なDJが色々なテーマで小・中・高校の生徒に向けて、15分程度のミニ番組を制作して、CDに収録したものを各校に送っていました。そして黙食から通常の給食や昼食時間に戻ってきた今年は、BAYFMの月曜夕方に放送している「シン・ラジオ」のDJ遠山大輔と松浦志穂が担当。新しい視点で「環境教育」をテーマに「海洋ごみ問題」の実情をわかりやすく番組コンテンツにまとめ、小学生向けと中・高校生向けの２種類の番組を制作して、希望する178校に配布しました。

小学生向けのコンテンツはクイズ形式で楽しく・分かりやすく海洋ごみ問題を解説

小学生用のコンテンツは、海洋ごみ問題を「クイズ形式」で出題＆回答という形で紹介。例えば、「海に流れ出たプラスチックごみは分解されずに、長いもので何年くらい海を漂うのか？（正解は約400年）」など、番組を聴きながら小学生が考えて、学べる題材をいくつも取り上げていきました。

中学生・高校生向けのコンテンツは、環境活動NPOの大学生をゲストに海洋ごみ問題を解説

中学生と高校生向けのコンテンツは、ボランティア団体のNPO法人に所属している大学生をゲストに迎えて、千葉県内で行った海岸清掃の様子や、そこで感じた海洋ごみの問題など、中学生や高校生が目指すお手本や参考となるような活動内容を紹介していきました。

先生からも好評で70％以上が「とても面白かった！」

今回のコンテンツに関して、担当の先生にアンケートを行い、71％が「とても面白かった」という評価を頂き、「児童たちも真剣に聞いており、勉強になりました」や「現代の環境問題についての話題でタイムリー」などの感想も頂きました。殆どの学校が今後もスクラジの送付を希望されているので、引き続き海洋ごみ問題を含めた「環境教育」に役立ててもらえるコンテンツを提供していき、子供の頃から環境を意識した生活を当たり前にしてくことに繋げられればと思います。

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています