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小学生16人が監督測量船「おおみずなぎ」に乗船!「みなと見学会〜海と日本プロジェクト〜」を開催しました

一般社団法人 Blue Commons Japanは、2022年7月27日に、国土交通省 北海道開発局 函館開発建設部の協力のもと、函館港の役割や機能を知り、海と人びとの生活とのつながりを学ぶ、『監督測量船「おおみずなぎ」に乗船!みなと見学会〜海と日本プロジェクト〜』を開催しました。

2022.08.04

一般社団法人 Blue Commons Japanは、2022年7月27日に、国土交通省 北海道開発局 函館開発建設部の協力のもと、函館港の役割や機能を知り、海と人びとの生活とのつながりを学ぶ、『監督測量船「おおみずなぎ」に乗船!みなと見学会〜海と日本プロジェクト〜』を開催しました。

このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

小学生が監督測量船「おおみずなぎ」に乗船し、出港する様子
小学生が監督測量船「おおみずなぎ」に乗船し、出港する様子

開催概要
監督測量船「おおみずなぎ」乗船による函館港の見学を通し、海と人びとの生活とのつながりを学ぶ講座
日程
2022年7月27日(水)
開催場所
国土交通省 北海道開発局 函館開発建設部 函館港湾事務所
参加人数
小学生16人
協力団体
国土交通省 北海道開発局 函館開発建設部

函館港にはたくさんの役割や機能が!

本講座では、まずはじめに、北海道開発局 函館開発建設部の本間大輔さんが、函館港の特徴や役割について説明。函館港は、日本で初めて開港した国際貿易港のひとつであること、エネルギー、木材、食料などの輸送の拠点であること、また観光のための整備も行われていることなどを紹介しました。日本への輸入品は99.6パーセントが船で運ばれて来るということを知り、参加児童からは驚きの声が。港が人々の生活に密接に関わっていることを学びました。
また、函館港内にある防波堤や消波ブロックの役割について、実験動画を交え解説。さらに、現在防波堤の裏に藻場を作るための工事が行われることも教えてくれました。
参加児童は、函館港に多くの役割や機能があることを知り、熱心に講義の内容をノートに書き込んでいました。

監督測量船「おおみずなぎ」で函館港を見学

座学で函館港についてのお話を聞いた後、実際に港の中にある設備や施設を見学するため、監督測量船「おおみずなぎ」に乗船!本間さんの案内を聞きながら、まずは小麦が貯蔵されているサイロや、貨物を上げ下ろしする岸壁、ガスの貯蔵地などの前を通りました。参加者は岸壁に山積みされた丸太を指さし、「こんなにたくさんの木材が函館港から運ばれていくんだ」と興味津々。「最近、輸入木材の値段が上がっているから、道南産の木材の需要が高まっているんですよ」と、本間さんが教えてくれました。港の中では、天然ガスを積んだ大きなタンカーや、青森に向かうフェリー、海底の土砂を掘る浚渫船(しゅんせつせん)、海上保安庁や自衛隊の船など、様々な船が行き交っています。時折、岸壁や船の上で作業している人たちと手を振って挨拶を交わしました。さらに船は、造船所、観光地のベイエリア、魚市場、最近新たに設けられた大型旅客船用の桟橋などを巡り、函館港湾事務所に戻りました。

函館港を再発見!

見学から戻った参加者は、講師の本間さんと、その日学んだことを振り返りました。地元の港には、実は今まで知らなかった多くの大切な役割があること、色々な施設があり、様々な種類の船が行き来していることなど、たくさんの発見を皆で共有しました。最後に、「歴史があり重要な役割を果たしている函館港がある街に住んでいることをもっと誇りに思ってください。そして、これからも海や港に関心を向けて欲しいです」と本間さん。自分の住む街を海から見ることで、海と人びとの生活とのつながりを考えるきっかけを得た貴重な機会となりました。

参加児童からの声

参加した小学生からは、以下の様な感想が寄せられました。
「港の役割が思ったより多くてびっくりした。」
「港の役割はたくさんあることを知りました。家に帰ったら、お母さんやお父さんに教えたいです。」
「はじめて海から町を見て、おもしろかった。」
「実際に船に乗っていろいろ見たり、港のことをよく知れた。」
「本間先生の実験(消波ブロックで波が消える、など)をやってみたいなと思いました。」

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:16人