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小学生が函館朝市ミニ水族館で魚のお世話!「水族館飼育員体験〜海と日本プロジェクト〜」を開催しました

一般社団法人 Blue Commons Japanは、2023年6月3、4日に水族館飼育員の仕事を通して海の生き物と環境を学ぶ体験講座「水族館飼育員体験〜海と日本プロジェクト〜」を開催しました。

2023.06.07

一般社団法人 Blue Commons Japanは、2023年6月3、4日に水族館飼育員の仕事を通して海の生き物と環境を学ぶ体験講座「水族館飼育員体験〜海と日本プロジェクト〜」を開催しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
「函館朝市ミニ水族館」の展示水槽を活用し、水族館飼育員のお仕事体験を通して子どもたち に海を身近に感じてもらい、生き物や環境に関する学びを提供する。
日程
2023年6月3日(土)・4日(日)両日14:00~15:30
開催場所
函館朝市えきに市場(函館市若松町9-19)内 函館朝市ミニ水族館および会議室
参加人数
2日間で小学生22人
主催
一般社団法人 Blue Commons Japan
共催
日本財団 海と日本プロジェクト

「魚のための仕事」と「お客さんのための仕事」を学ぶ

水槽で作業を行う前に、まずは飼育員の仕事と水槽の仕組みについて学びます。当法人のスタッフが講師となり、飼育員の仕事が「魚のための仕事」と「お客さんのための仕事」の2つに分かれることを子どもたちに説明。魚にエサをやったり、水をきれいにしたり、魚の健康をチェックしたりするのは、魚のための仕事。水槽のガラスをふいて見やすくしたり、魚を解説するパネルを作ったり、見た人が楽しめる何かを用意するのはお客さんのための仕事であることを話しました。

 

お世話する前に魚や海藻の特徴を知ろう

レクチャーを受け、函館朝市ミニ水族館の水槽前に移動した子どもたち。これから世話をする魚たちについて知るため、4基ある水槽を順に見学しました。隣同士で並ぶヤマメの水槽とサクラマスの水槽の前では、ヤマメとサクラマスが元は同じ魚で、川に残った魚はヤマメのまま成長し、海に行った魚はエサをたくさん食べて大きなサクラマスになることを解説。住む環境によって姿かたちが大きく異なることを学びました。

海藻が豊かに生い茂る函館近海と真昆布の養殖風景を表現した水槽では、海藻の種類による色や形状の違いを観察。昆布・ワカメ・ひじきなどが海の中でどんな姿をしているか、普段どんな料理として食べているかについて、クイズを交えながら子どもたちに伝えました。

 

飼育員がいないのに海で魚が元気に育つのはなぜ?

水族館飼育員としての心構えを学んだ子どもたちは、さっそく作業に取り掛かります。水槽の外側を優しく拭き、内側はスポンジで磨きます。作業に驚いて逃げる魚がいる一方、子どもたちの姿を見て近寄ってくる魚も。「海で暮らしている時は敵が来たらすぐ逃げていましたが、この水槽で長く暮らしているうちに飼育員のことを覚えて、エサがもらえると分かって近付いてくる魚がいるようになりました」とその理由を説明すると、子どもたちから「かわいいー」「頭がいいんだね」との声が上がりました。

水槽の清掃を終えたら、エサやりの時間。入れすぎると水が汚れたり魚が病気になったりしてしまうため、食べきれる量を入れること、魚の様子を知るためにエサを食べる様子を観察することの2つを守りながら、1人ずつ水槽にエサを投入しました。

最後に、水槽と海との違いを説明。当法人スタッフが「海にはプランクトンや海藻などがあって自然の循環で水がきれいに保たれるけれど、水槽は機械を使って水を回してきれいにしたり、空気を入れて酸素を増やしたりします。それでも完全には良くならないから、1カ月に2~3回、海から新しい水を持ってきて、水を入れ替えているんだよ。海ってすごいよね」と語りかけると、大きくうなずく子どもたち。水族館飼育員の体験を通して、飼育員がいなくても美しさが保たれる海の偉大さにふれることができました。

参加した子どもの声

「海にたくさんのごみがあることがわかりました」
「ヤマメが川にいるとヤマメのままだけど海に出るとサクラマスになるのがびっくりした」
「はじめてしったことがいっぱいあった」
「海にいた生きものとたくさんふれあえてすごく楽しかったけど、エサは食べてくれなかった」
「まこんぶのそだてかたをしった」
「海にいるさかなにいろいろなしゅるいがいることをしった。あたらしいともだちができてよかった」
「ぜんぶたのしかったので、らい年もあったらさんかしたいです」

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

 

参加人数:22人