小学校5・6年生が、地元産のロウソクホッケをさばいてアゲ魚っ子に<大間アゲ魚っ子キャンペーン>「海の未来をアゲアゲにーさばいて知ろう!わいだぢの海」を開催しました!
一般社団法人海と大間の未来つくり隊は、ふるさとの海への興味関心を喚起し、豊かな海を守るために自らアクションを起こそうという心を育てるため、大間町内の奥戸小学校と連携し、「海の未来をアゲアゲに―さばいて知ろう!わいだぢの海」を、11月28日に開催いたしました。
2023.12.11
一般社団法人海と大間の未来つくり隊は、地元産の白身魚”ロウソクホッケ”を自らさばき、調理して食べるという体験を通して、ふるさとの海への興味関心を喚起し、豊かな海を守るために自らアクションを起こそうという心を育てるため、大間町内の奥戸小学校と連携し、「海の未来をアゲアゲに―さばいて知ろう!わいだぢの海」を、11月28日に開催いたしました。(※わいだぢ=私たち)
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
昨年に続き2回目のイベント。小学校の家庭科調理室にて、講師によるマンツーマンでの指導を受け、地元産「ロウソクホッケ」を一からさばいて三枚おろしにし、ホッケカツを作ります。さらに、ホッケミンチ入りのカレーライス「魚っ子カレー」を作り、ホッケカツを乗せて「ホッケカツカレー」にして全員で食べました。
日程
2022年11月28日(火)10:00~12:30
開催場所
大間町立奥戸小学校(青森県下北郡大間町)
参加児童
10名(奥戸小学校 5・6年生)
協力
釣り船「青龍丸」荒谷潤治、奥戸漁業協同組合女性部、大間町教育委員会
地元産のロウソクホッケを3枚おろしに!自分でやってみたら、さばけた!
昨年実施した際に、普段肉しか食べない子どもがおかわりして食べた程好評だった「ロウソクホッケの魚っ子カツカレー」。魚を一からさばいてみることで、自分でもできたという達成感を味わいつつ、地元で獲れる魚への興味を喚起し、そのおいしい魚の獲れる豊かな海を守る心を育むことを目的として、今年も開催しました。
ロウソクホッケは20センチ前後と小ぶりで、脂がのる前の細いホッケ。群れで生息しているため、イカやタラを獲る網に大量にかかってしまうのに、地元ではなかなか活用されていないことを事前に学習。児童たちは調理室で魚を間近に見て触って、納得している様子でした。まずは講師の荒谷潤治さんがお手本のさばき方を見せて、包丁の入れ方やコツを指導しました。その後、3つのグループに分かれて、それぞれの講師のマンツーマン指導で、鱗を落とし、頭と内臓を切り離し、三枚おろしにしていきます。昨年も体験している6年生は、とても上達していてびっくり!最初は自信がなさそうだった5年生の児童も、全員がしっかりと魚をさばくことができました!
ホッケのミンチと地元産の海藻・つるあらめが入った「海のカレー」をかけて、いただきます!
一番難しい魚をさばく体験を終えた児童たちは、達成感に溢れた様子。その後は楽しそうにホッケに衣を付け、鍋にカレーの材料を準備していました。皮や骨ごとミンチにしたホッケの身と、地元産の海藻・つるあらめの粉末を具材に投入。料理家の栗原心平さんが大間町の子どものために考案してくれた、海の風味豊かなオリジナルレシピのカレーです。カツがカラッと揚がった頃に、カレーも完成。ホッケカツにたっぷりかけて、みんなでいただきました。
わいだぢ(私たち)の海に住む魚を、自分の手で捌いて調理して食べたことから、普段はあまり魚を食べない子も魚のおいしさに気づけたようです。この体験が「豊かな海を守ることで、未来をさらにアゲアゲにしよう!」と自らアクションを起こす契機となったに違いありません。海の恵みに感謝の「ごちそうさま」でした!
参加児童・教員からの感想
・久しぶりにホッケカツカレーを一から全部作りました。自分達で美味しく作れたので家でも美味しく作ってみたいです。(参加児童)
・ホッケをさばくのがとてもむずかしかったです。担当の人がわかりやすく教えてくれてとても上手にできました。家でも魚をさばきたいです。(参加児童)
・魚が年々獲れなくなってきている事を知り、魚を食べて(漁業関係者を)応援したいと思いました。(参加児童)
・マンツーマンのていねいなご指導により、貴重な体験ができましたことに感謝しています。今回の活動を通し、目の前の海を大切にし、魚を捌ける子に育って欲しいと感じました。(参加教員)
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:10人