下北半島・青森・東京の飲食店・スーパー73店とがっちり連携して、子どもが大好きな揚げ物メニューを提供!「海の未来をアゲアゲにー大間アゲ魚(さがな)っ子キャンペーン」を開催しました!
一般社団法人海と大間の未来つくり隊は「大間アゲ魚っ子キャンペーン」を展開。子どもが大好きなお店オリジナルの揚げ物メニューにして、2か月間にわたり下北半島・青森・東京の飲食店など35店舗で提供。キャンペーンに先立ち、青森県内に全38店舗を展開するスーパー「マエダストア」では、「海のアゲ弁(アゲ魚っ子弁当)」を販売しました。
2023.12.19
一般社団法人海と大間の未来つくり隊は、津軽海峡の多様な海の宝を守り、海の食文化と豊かさを次世代につなげていくため、「大間アゲ魚っ子キャンペーン」を展開しています。
津軽海峡産の未利用魚・ロウソクホッケを皮や小骨ごとミンチにしたものや、網の中で身細りしたマダラを指す「Bタラ」のフィレを使って、子どもが大好きなお店オリジナルの揚げ物メニューにして、2か月間にわたり下北半島・青森・東京の飲食店など35店舗で提供。キャンペーンに先立ち、青森県内に全38店舗を展開するスーパー「マエダストア」では、「海のアゲ弁(アゲ魚っ子弁当)」を販売しました。
また、東京で開催されたイベント「海のごちそうフェスティバル」にも出店し、首都圏においても大間・下北半島での海の課題を発信。さらに、キャンペーン期間中の11月13日~17日(いいさかな週間)には、下北半島管内の小中学校10校の児童生徒に「海のアゲ弁」または学校給食向け「アゲ魚っ子ボール」約1,000食を無償提供し、「海の食育」としてアゲ魚っ子を味わってもらいました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
活用されていない津軽海峡産の白身魚「ロウソクホッケ」と「Bタラ」を素材として、お店独自の揚げ物メニューとして食べてもらうことで、海の課題を広く拡散させる。
■下北半島・青森・東京の飲食店35店舗でオリジナルメニューを提供
■青森県内のスーパーチェーン「マエダストア」全38店舗で「海のアゲ弁(アゲ魚っ子弁当)」を販売
■10月21日・22日「海のごちそうフェスティバル(東京)」に出店、「ホッケドッグ」「アゲ魚っ子ボール」を販売
■11月13日~17日(いいさかな週間)に「下北半島 海の食育ウィーク」を設定し、下北半島の小中学校10校に「海のアゲ弁」または「アゲ魚っ子ボール」を無償提供し、出前授業などを実施
日程
2023年10月10日(火)~2023年12月10日(日)
開催場所
下北半島と青森・東京の飲食店、惣菜店・スーパーチェーンなど 計73店舗
下北半島10か所の小中学校
二子玉川ライズ(海のごちそうフェスティバル)
マエダストアの「海のアゲ弁」を皮切りに、飲食店が独自メニューの魚っ子をアゲまくり!
昨年、青森県内のスーパーチェーン・(株)マエダと共同開発した「海のアゲ弁(アゲ魚っ子弁当)」。プレキャンペーンとして、全38店舗の弁当コーナーで10月7日から3日間販売し、初日はむつ市苫生店でゲリラPRも行いました。キャンペーンの趣旨に賛同してくれた連携店は、大間町から風間浦村、中核市のむつ市へと増え、下北半島全体での取組みへと発展していった手ごたえを感じました。昨年から業務用の加工品づくりを行ってきたロウソクホッケに加え、マダラの中でも網の中で見細りしてしまったマダラを指すBタラを活用したメニューを出している食堂や、東京の居酒屋による仕入れのリピート件数が多く、今後も継続してメニューを定番化させたいという嬉しい声を頂きました。
マグロで有名な大間が、なぜホッケドッグを?「海のごちそうフェス」で、津軽海峡の課題を拡散
10月21日(土)・22日(日)に東京都二子玉川で開催された「海のごちそうフェスティバル」へ、昨年に引き続き出店し、キッチンカーで「ホッケドッグ」と「アゲ魚っ子ボール」を販売。ロウソクホッケを皮と小骨ごと挽いたミンチを使ったメニューです。東京の人が大間と聞いてイメージする魚は「マグロ」。何でホッケ?という疑問が、食べてみようという動機付けになったようでした。また、キャラクター・アゲごんべの帽子やパペットが若いご家族に大好評!まずは子どもたちに味わってもらって、興味を持ってもらいたいという思いをこめたPRが今回の拡散に繋がりました。
下北半島の子どもたちよ!アゲ魚っ子を食べて、豊かな海を守る「海の子」になれー!
キャンペーン期間中の11月13日~17日を、”いいさかな週間”とした「下北半島 海の食育ウィーク」。下北半島管内の小中学校10校で、昼食時間にオリジナルの教材動画を観ながら「アゲ魚っ子」を食べてもらい、海の学びを深める「海の食育」を実施しました。学校給食の無い下北半島の3地域(大間町・佐井村・風間浦村)4小中学校には、青森県のスーパーチェーン(株)マエダと共同開発した「海のアゲ弁」を約330個提供。東通村・むつ市(川内・脇野沢地区)の6小中学校には、管轄の学校給食センターにアゲ魚っ子ボールを約660食分提供しました。アゲ魚っ子を食べて海を知り、「豊かな海を守ろう」という心を持った「海の子」たちが、ムーブメントの担い手として育っています。
参加者の声
・アゲ魚っ子ボールを飲食店で食べました。ご飯のおかずだけでなく子どものおやつにもなれば、酒のつまみにもなる。魚の旨味とタンパク質やカルシウムが豊富で万能食ですね。(消費者)
・子どもが好きなので、お弁当に入れたい。スーパーでも販売して欲しいです。(消費者)
・アゲ魚っ子定食がお客さんに好評なので、メニューとして定番化したいです。(賛同店 店主)
・魚や海にとても興味を持ちました。魚っ子ボール、めちゃくちゃおいしかったです。(小学校児童)
・魚っ子ボールの提供と出前講座に感謝しています。現状を知る事で海を大切にし、地産魚を積極的に食べようという気持ちが育つのだと思いました。(小学校教員)
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています