海ノ民話のまち 高知県安芸市の海ノ民話アニメーション「ナギの木に助けられた漁師」が完成!上映会・フィールドワークを開催しました
一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、2025年2月16日(日)高知県安芸市にて安芸市を舞台に制作したアニメ「ナギの木に助けられた漁師」の上映会とフィールドワークを開催いたしました。
2025.02.25
一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、2025年2月16日(日)、高知県安芸市にて安芸市を舞台に制作したアニメ「ナギの木に助けられた漁師」の上映会とフィールドワークを開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。
<ナギの木に助けられた漁師>
高知県安芸市の海ノ民話アニメーション「ナギの木に助けられた漁師」や安芸市にまつわる情報はこちらからご覧いただけます。
https://uminominwa.jp/animation/87/
海ノ民話アニメーション「ナギの木に助けられた漁師」のYouTube
https://www.youtube.com/watch?v=YdUQMHhpwPw
当日レポート(上映会)
上映開始の30分以上前からお越しになる方や、当日飛び入りでご参加いただいたお子様も多く、みな上映会を楽しみにされていた様子でした。地域に古くから立っているナギの木に思いを寄せるとともに、海との共存について改めて考えた、といった声もあり、地域の方々の学びを深める良い機会となったようです。また最初の上映後に「アンコール」の声が上がりましたので、公民館の館長からのお話のあとで再度、アニメを上映しました。
当日レポート(フィールドワーク)
上映会のあとには「ナギの木」の近くにある伊尾木洞に向かい、舞台となった地域の背景や特徴、海にまつわる歴史などを、伊尾木あなごう保存会 会長の佐々木邦和氏にガイドいただきました。伊尾木洞が昔は海の底にあり、長い年月を経て地上へと隆起し現在の形となったことなどを、洞の壁面にある化石を実際に見せながらの説明は、海や自然の力をより印象付ける内容のものでした。参加者からは、ナギの木・伊尾木洞ともに、普段近くにあって特段深く考えることはなかったけれども、改めて説明を受けて理解が深まり、地域に対する愛着が強まった、などの声が聞かれました。
参加者の声
参加した子ども
「初めて見て、うれしかった。びっくりした。おもしろかった。」
「漁師さんが波に飲まれたのは、かわいそうだった。」
「海で泳ぐときは、波が強くなってきたら帰るようにする。」
海外出身のALT講師
「アニメには空や海、土、木など、自然の描写がたくさん出てきた。自然の力は恐ろしい。人間には助け合いの力がある。それが大事なこと。自然も人を助けることがあるので、作品からは助け合いのメッセージを強く感じた。楽しい作品ですが、メッセージは深いと思う。」
<イベント概要>
名称 |
海ノ民話アニメーション「ナギの木に助けられた漁師」上映会・フィールドワーク |
主催 |
一般社団法人日本昔ばなし協会 |
共催 |
日本財団 海と日本プロジェクト |
日時 |
2025年2月16日(日)9:30~11:30 |
会場 |
安芸市立伊尾木公民館/伊尾木洞 |
参加者 |
安芸市伊尾木周辺エリアに在住の市民46名 |
プログラム |
舞台となった伊尾木地区の公民館で、市民46名を対象に上映会を開催。 上映会終了後、ナギの木の近くの「伊尾木洞」にてフィールドワークを実施。 ■講師 ■上映会 ■フィールドワーク |
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:46人