海ノ民話のまち 鳥取県鳥取市の海ノ民話アニメーション「蟹のふんどし」の上映会イベントを開催しました
一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、2025年2月21日(金)鳥取県鳥取市佐治歴史民俗資料館にて制作したアニメ「蟹のふんどし」の上映会と地元小学5年生による佐治谷話の語りイベントを開催いたしました。
2025.02.28
一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、2025年2月21日(金)、鳥取県鳥取市佐治歴史民俗資料館にて制作したアニメ「蟹のふんどし」の上映会と地元小学5年生による佐治谷話の語りイベントを開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
<蟹のふんどし>
鳥取県鳥取市の海ノ民話アニメーション「蟹のふんどし」や鳥取市にまつわる情報はこちらからご覧いただけます。
https://uminominwa.jp/animation/82/
海ノ民話アニメーション「蟹のふんどし」のYouTube
https://www.youtube.com/watch?v=LzUZHLAnne0
当日レポート
このイベントは、茅葺き屋根の佐治歴史民俗資料館で、囲炉裏を囲んで行われました。はじめにさじ民話会の会長から、佐治谷話について話され、特に「蟹のふんどし」は、佐治谷話の中でも3大話の一つで特に大事なお話であることが話されました。上映会の前には、小学5年生が覚えてきた「佐治谷話の語り」が披露されました。佐治谷話はクスッと笑える面白話で、子供たちの語りに参加者の笑いの声が上がっていました。アニメ上映では、佐治の山奥が美しく描写され、海のご馳走である「蟹」をテーマに、「ふんどし」をかけて笑い話が展開されていきます。茅葺き屋根の風景や民話の語り継がれる様子もアニメで表現されており、上映後には大きな拍手が生まれました。
また上映会後には、囲炉裏で焼いた地元の田楽餅やぼた餅、豚汁などが振る舞われました。その後、今や見かけなくなった「ふんどし」の試着や「蟹のふんどしクイズ」などが行われ、昔から山奥に伝わる海との関わりを再認識しました。
出来上がったアニメを利用して、二次元コードからアニメ動画の視聴が出来るコラボアイテム(地元の梨ジュースと松葉ガニボールペン)、市民図書館などでのDVD貸し出し、市内観光施設やイベントでの上映などの今後の活用が紹介されました。
参加者の声
「民話語りをいっぱい練習したのでその成果が発揮出来たと思います」(小学5年生)
「(佐治谷話は)佐治の宝物なので大人になってもずっと覚えていたい」(小学5年生)
「海の関係の民話って悲惨な話が多いと聞きます。このアニメはクスッと笑える話なのでとてもいい話だと思います」(さじ民話会の方)
<イベント概要>
名称 |
海ノ民話アニメーション「蟹のふんどし」上映会イベント |
主催 |
一般社団法人日本昔ばなし協会 |
共催 |
日本財団 海と日本プロジェクト |
日時 |
2025年2月21日(金)13:10~15:00 |
会場 |
佐治歴史民俗資料館 |
参加者 |
佐治小学校 5年生、佐治地域の方々、さじ民話会 |
実施概要 |
■佐治谷話の説明(さじ民話会) ■佐治谷話のかたり(佐治小学校 5年生) ■アニメ上映会 ■フィールドワーク |
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています