地元の自然と歴史をもっと知ろう!海ノ民話アニメーション「ゆき姫物語」の完成を記念し 物語の舞台「馬島・刎島」でフィールドワークを行いました
一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、3月10日(月)山口県田布施町馬島において、今年制作した田布施町を舞台にした海ノ民話アニメーション「ゆき姫物語」のフィールドワークを小学6年生を対象に行いました。
2025.03.17
一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、3月10日(月)に、山口県田布施町馬島において、今年制作した田布施町を舞台にした海ノ民話アニメーション「ゆき姫物語」のフィールドワークを小学6年生を対象に行いました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。
<ゆき姫物語>
山口県田布施町の海ノ民話アニメーション「ゆき姫物語」や田布施町にまつわる情報はこちらからご覧いただけます。
https://uminominwa.jp/animation/83/
海ノ民話アニメーション「ゆき姫物語」のYouTube
https://youtu.be/FKqDJ2MOA2Y
海ノ民話アニメ「ゆき姫物語」の舞台へ
小学6年生を対象としたフィールドワークには、23人が参加しました。馬島は田布施町麻里府港から南へ約1キロメートルの瀬戸内海上に位置する離島で、渡船でおよそ10分かけて向かいました。
物語の登場人物、久左衛門(きゅうざえもん)が船の渡し守をしていたのがこの馬島で、到着すると田布施地方史研究会の林芙美夫会長から馬島の歴史について話を聞きました。物語の時代(室町時代)、この島の人々は漁業を中心に生計を立て、久左衛門が朝鮮貿易で成功してからこの地が栄えていった、それと同時に船の事故も多かったことを教えてもらいました。そのあと、歩いてもう一つの物語の舞台、刎島(はねしま)に向かいました。
刎島は潮が引くと陸続きになる無人島です。この日は潮のタイミングが良く、刎島にわたることができました。刎島では、林会長より刎島の歴史を聞き、また、田布施町紙芝居の会の平井洋子会長に「ゆき姫物語」以外の田布施町に伝わる民話を教えてもらいました。田布施町の紙芝居は「ゆき姫物語」を含め全部で36作品あるそうです。先人たちの思いや教訓、言い伝えなどを語り継ぎ、次世代につなげていきたい、と上芝居を上演しているといわれていました。アニメを通して田布施町の歴史を学び、民話を語り継ぐことの大切さを知るきっかけになりました。
参加した児童の感想
・馬島には来たことがあるが、歴史的なことを聞けて良かった
・この島が朝鮮貿易で栄えていたとは知らなかった
・ほかの民話についても学んでみたいと思った
<イベント概要>
日時 |
2025年3月10日(月)10:00~12:30 |
会場 |
集合場所:麻里府港 山口県熊毛郡田布施町大字別府 |
プログラム |
●麻里府港から渡船で馬島へ ●馬島集会所にてアニメの説明、馬島の歴史を学ぶ ● 物語のもう一つの舞台、刎島に歩いて移動 ●刎島に到着 刎島の歴史について学ぶ ●記念撮影 |
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:23人