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海ノ民話アニメーション「神割り岩」が完成!アニメ監督が宮城県南三陸町 佐藤 仁町長を表敬訪問し「海ノ民話のまち」に認定 同日に地元の子どもたちを対象とした上映会を実施しました

一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、宮城県南三陸町を舞台にした海ノ民話アニメーション「神割り岩」が完成したため、2月11日(日)にアニメ監督が南三陸町を訪問しアニメのお披露目と「海ノ民話のまち」認定式を実施しました。

2024.02.16

一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「想い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションとして映像化する事業です。この度、宮城県南三陸町を舞台にした海ノ民話アニメーション「神割り岩」が完成したため、2月11日(日)にアニメ監督が南三陸町を訪問しアニメのお披露目と「海ノ民話のまち」認定式を実施しました。
また同日、南三陸町役場エントランスマチドマで同作品の上映会イベントを実施しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。

<イベント概要 ①表敬訪問>

日時 2024年2月11日(日)10:00~10:30
会場 南三陸町役場町長室(宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101)
プログラム ●司会挨拶

●海ノ民話のまちプロジェクト説明

●認定証・完成アニメパッケージ贈呈

●フォトセッション

●海ノ民話アニメーション上映

●会談
・感想などフリートーク
・上映会とフィールドワークの予定
・活用、展開についてフリートーク

●取材(首長)
・海ノ民話アニメーションの感想
・地域における活用構想など

●取材(沼田監督)
・今回の作品に対する想い
・地域の皆様へのメッセージ

●個別取材

 

佐藤仁町長コメント

【試写会でのご挨拶】
昨年の5月からプロジェクトが動き出しまして、いろいろと説明を受けてきましたが、さてどんな作品が出来るのだろうと思っておりました。
あれから9カ月、ようやくこうして皆様にお披露目を出来ることとなりました。私は一足先に先日拝見させて頂きました。最初に思い浮かんだのはまんが日本昔ばなしです。この中で昔ばなしを覚えている人はどれくらいいますか?さすがにご年配が多いようでみんなが知っている昔ばなしですよね。
日本昔ばなしは1994年にレギュラー放送が終わったそうです。あれから今年でちょうど30年、そのような節目にこの作品が完成しご披露できるのも何かの巡り合わせではないかと感じております。
素晴らしい作品に仕上がっています。ぜひ期待してご覧ください。
今日に至るまで日本財団様、監督さんをはじめ、東北放送スタッフの皆様のご協力に感謝し、改めて厚く御礼を申し上げさせて頂きます。

【町長視聴後の感想】
先日見たときはあまり音が聞こえなくて画だけだったので、やっと音入りで見ることが出来ました。
年齢関係なく見ることが出来る作品だと思います。
昔ばなしはやはり地域の子供たちにとって情操教育にもなるなと感じました。
なかなか簡単に出来るものではありませんが、次は天女伝説で作品を作ってもらいたいと監督にはお願いしておりますので、来年もこの場所でまた皆さんとお会いできるのを楽しみにしていたいと思います。

 

<イベント概要 ②上映会イベント>

日程 2024年2月11日(日)
会場/時間 神割崎(宮城県本吉郡南三陸町戸倉寺浜87)
6:15~7:00頃(受付開始 6:00~)南三陸町役場エントランス マチドマ(宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101)
8:30~9:45(受付開始 8:15~)
プログラム <神割崎>
一般公募 予定人数:30名
・神割岩にフィールドワーク参加者集合
・気象予報士と一緒に神割岩に移動
・参加者自由見学 日の出鑑賞
・フィールドワーク終了 参加者とスタッフ南三陸町役場へ移動​<南三陸町役場エントランス マチドマ>
・佐藤町長 沼田監督からご挨拶​
・アニメーション上映​
※上映後参加者数名から感想をいただく​
・ アフレコ大会​
・ アフレコ大会表彰式​​

 

当日レポート(上映会)

会場には地元南三陸の子供や家族連れ、南三陸高校の生徒、さらにわざわざ東京から参加した方もいた。
5分間のアニメを食い入るように見た後、口々に「この民話の事をよく知らなかったが、このようにアニメにすると地元に大きな財産があるという事が分かった。」「絵柄も可愛くて、子供たちの学びに繋がると思う。」などの声が上がった。​

また上映会に続いて、アニメの登場人物の声を参加者に演じてもらう「アフレコ大会」を開催、まずは南三陸高校の生徒が元気よくデモンストレーションを行うと、参加者から次々と手が上がり声優気分を味わった。優秀者3組には沼田監督から「海ノ民話のまちプロジェクト賞」を、佐藤町長から「南三陸町賞」を、tbc星野気象予報士から「東北放送賞」をそれぞれ贈呈、盛況のうちにイベントを終了した。参加者にはお土産に、アニメにちなんで発売する「神割り岩DEなかよしこよし」サブレをプレゼントした。​

当日レポート(フィールドワーク)

気温0度と冷え込む中、約60人の参加者が神割崎に集合した。まずはtbcの星野気象予報士から「何故毎年2月、10月に神割り岩の間から朝日が昇るのか」「実際に雷が落ちて岩が割れたと考えられるのか」など気象学的な見地から解説をしてもらい、6:30頃から日の出が水平線から昇ってくるところを鑑賞。水平線には雲がかかっていたが、幸い太陽が顔をのぞかせ、神割り岩の間から日差しが差し込むと参加者から「おー!」と感嘆の声が上がっていた。​

その後役場に移動し、漁協女性部のみなさんに早朝4時から準備して頂いた、三陸の冬の味覚「牡蠣汁」と「牡蠣おにぎり」で舌鼓をうち冷えた体を温めた。​

参加者の声

〇日の出は「惜しい!」という感じでしたが、あのように皆さんと見れて嬉しかったです!​

〇お母さん方の手作り朝ごはん、めちゃくちゃ美味しかったです!​

〇関係者の皆様、長期間にわたるご準備に、当日の運営、ご案内などお疲れ様でした!ありがとうございました!​

〇自分自身も世の中もこうした民話から学ぶ教訓を心掛けていけたらと改めて思いました。​

〇早朝よりお世話様でした。参加した孫たちもとても喜んで帰宅しました!​

〇早起きした甲斐がありました!​

 

神割り岩

宮城県南三陸町の海ノ民話アニメーション「神割り岩」や南三陸町にまつわる情報はこちらからご覧いただけます。
https://uminominwa.jp/animation/45/

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:30人