海ノ民話アニメーション「地蔵が浜」の上映会を実施しました!
一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、愛媛県西条市を舞台にした海ノ民話アニメーション「地蔵が浜」が完成したため、2月29日(木)に西条市立庄内小学校にて全校生徒を対象にアニメの上映会を実施しました。
2024.03.08
一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「想い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションとして映像化する事業です。
この度、愛媛県西条市を舞台にした海ノ民話アニメーション「地蔵が浜」が完成したため、2月29日(木)に西条市立庄内小学校にて全校生徒を対象にアニメの上映会を実施しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。
<イベント概要>
日時 | 2024年2月29日(木)9:20~10:20 |
会場 | 西条市立庄内小学校 体育館(愛媛県西条市旦之上甲618) |
プログラム | 【対象】 西条市立庄内小学校 全校児童64名 【実施内容】 |
全校生徒64名対象に上映会を開催しました!
まずは、西条市立庄内小学校の全校生徒64名に完成したばかりの海ノ民話アニメーション「地蔵が浜」を上映しました。参加した児童たちは、上映が始まると目を輝かせながら画面に見入っていました。学校の郊外学習で学んだ実報寺や地元の海がアニメに登場したこともあり、地元にある民話にも親しみをもっていただけたようです。
その後、実報寺の穐月住職から、西条市に伝わる民話や実報寺の歴史について、クイズを交えながら講和を頂きました。また、今回は特別に実報寺に伝わる巻物「予州聖帝山実報寺来由記」を見せていただけることに。児童たちは、初めて見る巻物に皆釘付けでした。
続いて、海ノ民話のまちプロジェクト事務局の柴田英知さんから、「このお話は海に流れ着いたお地蔵さんを神社に祀ったという話だが、昔の人は海に流れ着いたものを異世界から来たものと捉え、祀っていたという”漂着物信仰”がある」ことなど、民話の解説を頂きました。その後、ビーチクリーンの藤原陽一郎さんから、海は時空や場所を超えていろいろなものを運び、私たちに様々な気付きをもたらしてくれる存在であることを学びました。実際に海に流れ着いた漂着物(ヤシの実、翡翠、数十年前のおかしのごみ等)の実物に触れながら、地元の海が広い世界と繋がっていることを学びました。
参加者の声
・「2年生の町探検で行った実報寺が出てきて、地元の神社を多くの人に知ってもらえて嬉しい」
・「自分の地域に、こんなお話があったことを初めて知りました」
・「流れ着いたお地蔵さんとお寺に連れて行ってあげるのはとても心が優しい行動だと思った」
・「この民話以外にも地元の民話や地元の歴史を知りたくなった」
今回の作品(海ノ民話アニメーション)の視聴URL
タイトル「地蔵が浜」
https://uminominwa.jp/animation/64/
日本昔ばなし協会公式サイト
https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/
Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCi0_5K6G1yYKYgBL9AFjeGQ
Twitter
https://twitter.com/uminominwa
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:64人