【”陸養”プロジェクト】特別授業 足立区と渋谷区の小学校が、福島の漁業と東京のつながりを知る オンライン授業を行いました
"陸養"プロジェクト実行委員会は、5月10日と5月20日に、福島水産資源研究所 佐久間副所長から「循環の仕組みと福島の漁業」について学ぶオンライン特別授業を行いました。
2022.06.14
陸養"プロジェクト実行委員会は、5月10日と5月20日に、福島水産資源研究所 佐久間副所長から「循環の仕組みと福島の漁業」について学ぶオンライン特別授業を行いました。福島の水産資源を守る方からその取り組みや海の課題、東京と福島の深いつながりを学びました。また、海と生活の循環の中での自分達の関わりを学び、水産資源の確保のために多くの人たちが関わっていて、その循環の中に自分達もいることへの気づきを得ました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
東京の水産業について知る特別授業
日程
2022年5月10日(東京都足立区立弘道小学校)
2022年5月20日(東京都渋谷区立上原小学校)
授業の内容
①循環とは
②福島と東京のつながり
③佐久間さん自己紹介
④水産資源研究所はどんな仕事しているか
⑥水産資源研究所はどんな役割を果たしているのか(漁業、種苗の話)
⑦風評被害によってどんな影響があるのか
⑧気候変動の話
⑨SDGsの取り組みにも繋がっている話
⑩森、川、海の循環の話
参加した子どもたちの声
・東京と福島まで約300kmあると聞いて遠くに感じたが、東京の市場のヒラメの10%(140万トン)が福島産と聞いて、遠くてもみんな繋がっているんだなと思った。
・津波や放射線の風評被害で値段が安くなっていると聞き驚きましたが、今は魚の品質や鮮度などを調べて問題ないことを確認していると聞いてすごいと思いました。
・福島では、漁をしすぎて、魚が少なくなってしまう問題に対して収穫量を抑えたり、環境の循環を維持する取り組みが行われていました。
・この授業をするまでは、自分が漁業に関わっているという感覚はありませんでしたが、ヒラメを育てる養殖をおこなっているので、これからは漁業に関わっていること、自分はこの循環に関与していることを理解して、このヒラメを大切に育てたいです。生活面では、生活排水や水の無駄をできるだけ減らしていきたいと思いました。
・私には、ヒラメを育てる責任があるため、気を抜かず、最後まで命を守り続けたい。大きな循環の中で自分の生活の何気ない行動が海、山に影響を与えているかもしれないことを理解し、限りない資源を守り、考えていきたい。言われたことだけやるのではなく、できることをさぐっていきたい。
・みんなとても大切に育てているんだと思った。福島は福島なりに工夫しているけれど、その分被害も多いので、やれることは手伝おうと思った。改めてもっと大切にヒラメを成長させていきたいと感じた。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています