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海の恵みの大切さを学ぶ 「陸養プロジェクト2022」特別授業を開催! 

“陸養”プロジェクト実行委員会は、2022年11月から12月にかけ渋谷区立神宮前小学校・松戸市立馬橋小学校にて陸上養殖体験と平行し、​​身近な海とそこに暮らす生き物や環境問題、水産業について学ぶ「特別授業」を開催しました。

2023.01.05

“陸養”プロジェクト実行委員会は、2022年11月から12月にかけ渋谷区立神宮前小学校・松戸市立馬橋小学校にて陸上養殖体験と平行し、​​身近な海とそこに暮らす生き物や環境問題、水産業について学ぶ「特別授業」を開催しました。本プロジェクトは、「陸上養殖」の体験を通して水産資源の貴重さ、自分たちが住む地域の海の問題や命の大切さについて学んでもらう取り組みとして、今年度は東京都・千葉県・大阪府・福島県・富山県・愛知県の6つの地域の各小学校で実施しています。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
「陸養プロジェクト2022」特別授業
日程
渋谷区立神宮前小学校(5年生 63名)開催
第1回「国立環境研究所」 11月14日(月)10時40分~11時25分(校内出前授業)
第2回「葛西臨海水族園」 12月19日(月)13時55分~14時40分(現地見学)
松戸市立馬橋小学校(5年生 106名)開催
第1回「葛西臨海水族園」 11月28日(月)9時55分~14時40分(オンライン授業)
第2回「国立環境研究所」 12月2日(金)11時30分~12時15分(オンライン授業)

私たちとつながっている海の環境問題

国立環境研究所からは、海の環境問題の専門家である地球システム領域地球環境研究センター大気・海洋モニタリング推進室の​​髙尾信太郎さんによる出前授業を開催しました。まず、海の環境問題のうち、特に地球温暖化による影響を児童たちにもわかりやすくお話いただき、海の生態系が私たちの暮らしとつながっていることも教えてくれました。また、地球温暖化の主要な原因のひとつでもある二酸化炭素の増加が海洋の酸性化も引き起こすことに触れ、その現象をみんなで実験キットを使って体験しました。最後に、こうした海の環境変化によって将来お寿司が食べられなくなる可能性があること、そしていま児童たちが進めている陸上養殖がひとつの解決策として、海や魚を守ることを学ぶ大切な機会であることも教えてくれました。
 

おいしいお魚をもっと食べてほしい!

葛西臨海水族園では、地元東京の海や、世界の海について学んだり、海の生き物に触れることができる展示を見学しました。また、職員の方による「海の幸は世界から」と題したお話を聞くことができました。マグロを例に、私たちが普段食べている魚は地元や日本の海だけでなく、世界中から運ばれてくることで食卓が成り立っているということを教えてもらいました。日常ではなかなか意識することのない海の世界をたくさん知ることができたようです。
 

参加した児童からの声

国立環境研究所の授業に参加した児童からは、「自分たちの生活が海を汚していることにはじめて気がついた」という声がありました。また、葛西臨海水族園を見学した児童は、「初めて見る魚がたくさんいてわくわくした。魚についてもっと知りたいと思った」という感想が寄せられました。海とそこにすむ生き物を身近に感じる体験を通して、環境問題や日頃の行動を考えるきっかけにもなったようです。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:169人