魚を育て、学び、悩んで、海の恵みといのちの大切さを学ぶ“陸養プロジェクト2022” 「議論・実行」の授業を福島で開催しました!
“陸養”プロジェクト実行委員会は、福島県の郡山ザベリオ学園小学校で昨年9月から5年生がヒラメの養殖にチャレンジしてきました。成育期間の終了に際し、これまでの活動を振り返りながらヒラメの最後について話し合う「議論」と、その結論を実行する「実行」の授業を2023年2月27日(月)、3月6日(月)に、同校にて開催いたしました。
2023.03.13
“陸養”プロジェクト実行委員会は、福島県の郡山ザベリオ学園小学校で昨年9月から5年生がヒラメの養殖にチャレンジしてきました。成育期間の終了に際し、これまでの活動を振り返りながらヒラメの最後について話し合う「議論」と、その結論を実行する「実行」の授業を2023年2月27日(月)、3月6日(月)に、同校にて開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
「陸養プロジェクト2022」議論・実行の授業
日程
2023年2月27日(月)13:40~15:30 議論の授業
2023年3月6日(月)13:40~14:30 実行の授業
開催場所
郡山ザベリオ学園小学校(福島県郡山市大槻町字古屋敷102番地)
参加者
5年1組・2組 各24名 合計48名
調理担当ゲスト
ホテル飛天(福島県相馬市)
育ててきたヒラメの命と養殖の意味を考える
2月27日(月)に開催した「議論」の授業では、グループで「このあとヒラメをどうしたいか」「その理由」についてそれぞれの想いや意見を出し合い、その後みんなで共有。大切に育ててきたヒラメをどうするかを5年生みんなで考えました。「海に放したい」「水族館に引き取ってもらいたい」という意見や、「生産者の気持ちになると、養殖なので食卓に届いてこそ意味がある」「関わってくれた人たち、学んできたことを思い出しながらみんなで食べたい」など様々な意見が出ましたが、これまでの授業で学んできたことも踏まえて、最終的には「命に感謝して、おいしく頂く」ことになりました。
大切な命と美味しくいただけることの有り難さ
1週間後の3月6日(月)、「実行」の授業の時間です。これまでの特別授業で福島県の松川浦と海のお魚について教えてくれたホテル飛天の方をゲストに迎え、自分たちで養殖したヒラメを調理していただきました。はじめに、料理人の方から「大切な命をいただくので、できるだけ無駄なく、美味しく食べてもらえるように心がけている」ことなどのお話をいただきました。作っていただいた料理は「ヒラメの手毬寿司」と「ヒラメの潮汁」。児童たちは、その命の有り難さとともに、水産業に携わる人々や料理人の方などへの感謝も感じながら残さず食べていました。
参加した児童からの声
授業に参加した児童からは、「自分たちが育ててきたことで、生産者さんの気持ちになって考えることができた」「ヒラメ命に感謝して食べることができた」「海の恵みと命の大切さを、食べることを通じて学ぶことができた」「これまでは食事の前の感謝の言葉はなんとなく言っていたが、これからは心を込めて言おうと思った」などの感想がありました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:48人