魚を育て、学び、悩んで、海の恵みといのちの大切さを学ぶ“陸養プロジェクト2023”「いのちを頂く授業」を開催しました!
一般社団法人RIKUYOUは、「陸上養殖」の体験を通して⽔産資源の貴重さ・⾃分たちが住む地域の海の問題や命の⼤切さについて学んでもらう取り組みを展開。富⼭県⿂津市⽴よつば⼩学校にて、これまでの活動を振り返りながらヒラメの最後について考える「議論」と、その結論を実⾏する「いのちを頂く授業」を、それぞれ2024年1⽉19⽇(⾦)と1⽉24⽇(⽔)に開催いたしました。
2024.02.02
一般社団法人RIKUYOUは、「陸上養殖」の体験を通して⽔産資源の貴重さ・⾃分たちが住む地域の海の問題や命の⼤切さについて学んでもらう取り組みを展開しています。
富⼭県⿂津市⽴よつば⼩学校では、昨年10⽉から5年⽣がヒラメの養殖にチャレンジしてきました。成育期間の終了に際し、これまでの活動を振り返りながらヒラメの最後について考える「議論」と、その結論を実⾏する「いのちを頂く授業」を、それぞれ2024年1⽉19⽇(⾦)と1⽉24⽇(⽔)に開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
議論といのちを頂く授業
日程
2024年1⽉19⽇(⾦) 13:25〜15:00 議論の授業
2024年1⽉24⽇(⽔) 08:15〜09:50 いのちを頂く授業
開催場所
富山県魚津市立よつば小学校
参加人数
5年生(93人)
協力団体
四季料理 悠 海野先⽣、漁師 浜多虎志先生
養殖本来の目的である「食べる」という選択肢
よつば小学校の5年生は、昨年10月よりヒラメの成長過程を記録し陸上養殖体験を実施。また並行して、地元水族館や漁業協同組合、漁師、料理人から、どういった想いで仕事に向き合っているかお話を聞くことで知り、身近な海とそこに暮らす生き物や、海とつながる環境・生態系全体についても学びました。そして今年1月19日(金)に開催した「議論」の授業では、大切に育てたヒラメをどうするかを参加者のみんなで考えて、以前の授業で命に向きあう漁師さんから教えてもらった「感謝の気持ちで捌いている」という言葉を大切にし、育てたヒラメを感謝の気持ち込めて食べる心算を作りました。様々な授業やワークショップを通して、自分の考えを整理している様子が伺えました。
「ありがとう」の気持ちでいっぱい
1月24日(水)は児童たちにとって最後の授業でした。みんなでコック帽に思い思いの気持ちを書き、授業に参加しました。この「いのちを頂く授業」では、以前特別授業で講師を勤めた漁師の浜多虎志さんと、約半年間にわたり一緒に陸上養殖をしたヒラメを調理しました。
代表児童が浜多さんに捌き方を教わりながら約10センチに育ったヒラメ5匹に包丁を入れました。料理には海野さんが作ったヒラメや昆布で作っただし汁を使います。各グループに分かれ、卵や三つ葉の入った雑炊を一生懸命仕上げました。そして最後は、命に感謝し「いただきます。」児童たちは、自分たちで一から調理した雑炊を食べ、「美味しくできた!」とおかわりをして、完食しました。講師の二人からは「これからも、命を頂くとき感謝を忘れずに美味しくいただいてください。」と改めて命を頂くことへの感謝の気持ちを伝えました。
参加した子ども・保護者からの声
・とてもいい思い出になりました。ありがとう。感謝の気持ちを込めて美味しくいただきます。
・魚や野菜などの食材のことを考えながら家でも作ってみたい
・海の資源の大切さ、小さな命もすごく大切だということを学びました。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:93人